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2006/10/04

高三郎さん?

『昔、ある村に高三郎という人がおったそうな。
 その高三郎どんの家は貧しくてな、勉強をしたくとも墨が買えんかったんじゃ。
 じゃが諦められんかった高三郎どんはな、草の茎を折り取ってその汁で文字を
 書いて勉強をしたんじゃよ。』

と、語られたかどうか知りませんが、こんな説話があるのだとか…。
そして、その説話から名付けられたのかもしれないのが「タカサブロウ」という植物。
「タカサブロウ」は茎を切ってしばらく置くと、酸化して切り口が黒ずみ文字を書くことが
できるそうで、このことから「墨斗草(ボクトソウ)」の別名があります。
(注:人名というユニークな名前の由来は、実のところははっきりしていないようです)

田の畦などやや湿った場所に、ヒメジョオンをうんと小さくしたような白いキク科の花が
咲いていたら、それが「タカサブロウ」かもしれません。

私が見つけたこちらは「アメリカタカサブロウ」の可能性が大です。
 
060923americatakasaburou 060923americatakasaburou_up
060922americatakasaburou_mi_1
←直径1cmにも満たない花より 
  かなり大きな実。ヒマワリ風の形?
  やがて熟すと黒くなるそうです。
  「タカサブロウ」と「アメリカ
  タカサブロウ」はよく似ていて、
  見分けが難しいようですが、
  熟した種を見ると違いが
  明らかなようです。

 「タカサブロウ」:
 「アメリカタカサブロウ」:キク科 タカサブロウ属

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コメント

物語の世界に引き込まれてしまいました~。
私にとってはまたまた初めて耳にする名前の植物です。
きっと、当たり前のようにその辺に生えているのでしょうね。
うーーー探してやるぅ!
それにしても高三郎さん、
アメリカに親戚がいらっしゃるなんて、素晴らしいですね!

投稿: koko | 2006/10/04 12:07

♪ぼうや~良い子でねんねしな
BGMはこれで決まり、そして語りは常田富士夫さん(^^)

こうざぶろう と読んでしまいました
こんな古風な名前の花があるなんて またまたビックリ!

>「アメリカタカサブロウ」

日系人ですか?(^_^)

投稿: miki | 2006/10/04 12:23

アメリカ高三郎というからには,こっちにあるんでしょうね.今度注意して探してみよう.田んぼの畦ですね.えーっと,田んぼ田んぼ…

先生,田んぼがありません!

投稿: LiLA管理人 | 2006/10/04 12:34

なんだか蛍の光窓の雪ヴァージョンですね。
夏は蛍の灯り、冬は窓の雪の灯りで、墨替わりはタカサブロウ。
これほどの勉学意欲があったら今頃博士になっているのに、私にはそんな意欲のかけらもございませんでしたよ。ほんまほんま(^_^;
タカサブロウ、初めてのような気がします。見ていても気づかないだけかも。
アメリカのタカサブロウは細く削ってペン替わりにした?

投稿: あまもり | 2006/10/04 15:06

あ、ポージィさんも撮ったんですね!
僕のもアメリカタカサブロウでしたが、タカサブロウは水田などに多いそうですから、やはり稲作と一緒に入った外来種なんでしょうね。

投稿: noodles | 2006/10/04 17:40

◆kokoさん、ありがとうござます ♪

(^^;ゞ ‘おばあちゃんの昔話’風にしてみました。
その辺に当たり前のように生えているのかどうか、実は私も
今年初めて知った野草なんです。
去年まであったかなぁ??記憶にないところをみると、
今年の気象の関係などでよく育って急に目立つようになった
のかもしれません。
もちろん何年も気付かなかっただけの可能性もありますが~~

うんうん、kokoさんもぜひ見つけて!(^^)


◆mikiさん、ありがとうございます ♪

おっ、BGMを付けて下さってナレーターの人選までしてくださったのですね。
心地よくて『お前もそのくらい一生懸命勉強おし。』な~んて
言われる前に夢の世界に行けそうです(^^)

この名前には私もびっくりでした。最初に知ったのは横浜のおーちゃんの
ブログだったのですが、なんじゃこの名前は!?でしたよ~

>日系人ですか?(^_^)

ウハハ そうかも~(^o^) 
「タカサブロウは世界の暖帯から熱帯に広く分布し…云々」だそうですが。


◆LiLA管理人さん、ありがとうございます ♪

Los Alamos には田んぼがありません? あらぁ、こまったヮ
カリフォルニアに行かなくちゃダメ?

いいえ大丈夫!アメリカの高三郎さんは、乾いたところでも
大丈夫なんですって。あるかもしれませんよ~(^^)


◆あまもりさん、ありがとうございます ♪

タカサブロウさんは、私もこの秋初めて出会いました。
それとも、見ていながら、痩せたヒメジョオンと思っていたのかも(^^;)

ほぉんとですねぇ。蛍の光に窓の雪*
私なんて灯りがつけられないならさっさと寝ちゃうこと間違いなしですが。
(蛍の明滅する光での読書ってイライラしそうだし…)
いやぁ、昔の方が勉学に意欲を燃やした逸話が残っていますね。
辞書を丸暗記してはページを破って食べちゃった、なんて話も聞きました。
(頭もお腹もふくれて一挙両得?)

アメリカの高三郎さんは、ペン型になさったかもしれませんねぇ。


◆noodlesさん、ありがとうございます ♪ 

はい、私も撮りました。noodlesさんのような綺麗なアップの写真は
撮れなかったのですが、まぁよしとしてしまいました~。

そうそう、仰るとおりで「タカサブロウ」は稲作と共に渡来した
史前帰化植物と考えられる、っていう記述を見ましたよ。

なんでも「タカサブロウは世界の暖帯から熱帯に広く分布…」だそうで
世界中のあちこちに、少しずつ顔かたちの違う高三郎さんがいそうで、
並べて比べてみられたら面白そうですね。

投稿: ポージィ | 2006/10/04 18:32

タカサブロウ風の花はあちこちで見かけますが、まだ日米の区別を観察していません。
もう実ができはじめたのですか。筆かペンか、実の違いもどんなふうなのでしょう。

投稿: 横浜のおーちゃん | 2006/10/04 19:31

今晩は。
面白いお話に聞き入りました。
高三郎さんなど明治の頃の様子が目に浮かぶのですが。
ただ草花に面影は無い感じで、実際には良く見ているのかもしれないと思われますね。
昔の方はなんとなく凄いし、今の世に影響大でロマンさえ感じてしまいます。
漠然としたコメントでどーもすみません。

投稿: | 2006/10/04 21:10

◆横浜のおーちゃん、ありがとうございます ♪

いつもおーちゃんのところで初めてのお花に出会うばかりで、
実物は見られないことが多いのですが、これは珍しくお目にかかれたんです(^^)v
田んぼの畦でも見つけ、こちらはブドウ畑のすみっこで見つけました。

種が黒くなってからバラして比べると、タカサブロウ・アメリカタカサブロウの
違いがいちばんよくわかるらしいですね。
片や筆、片やペン先のようになっていたら楽しいでしょうね~(^^)


◆玲さん、ありがとうございます ♪

このお話、真偽の程はわかりませんが、でも、本当かもしれないと
想像すると楽しいですね。夢が膨らむようです。
ええ、玲さんの仰るように舞台は明治の頃がいいかもしれません(^^)
この花は、私も今年になって初めて気がついたのですよ。
今までなかったかうんと少なかったか、あるいは、私が全然
気がつかなかったのか、どうだったんだろうと首を傾げています。
白くて小さな可愛い花でした。

投稿: ポージィ | 2006/10/04 21:40

ポージィさん こんばんは!

毎回、楽しませていただいています~

なんとユニークな名前なんでしょう
与作どんでも安衛門さんでもよかったのに
「高三郎」さん!!
これにはきっと深ーーーい訳があるに違いない

投稿: glenn | 2006/10/04 22:10

へぇ~。
今度見つけたら茎折ってみようかな。
私も、蛍の光を思い出しました。
母が子供の頃は、蛍を集めてきて、その光で勉強していたって聞きました。
今は蛍も田舎に行かないといないですもんね。

投稿: てる | 2006/10/04 22:20

◆glennさん、ありがとうございます ♪

こんばんは。
ユニークな名前ですよね!
可哀想な名前の植物はいくつか知りましたが、人名まであったとは(^。^)
うふふふ ほんとですねぇ。与作さんでも安衛門さんでもなく
高三郎さんだったのには、きっと深いわけがあるのでしょうね。
ひょっとして説話はノンフィクション?


◆てるさん、ありがとうございます ♪

私はやってみなかったけど、見かけたら是非汁で実験してみてね(^^)

てるさんのお母さん、「蛍雪」の故事にちなんで試してみた、ってことかしら?
蛍の光でちゃんと字が読めるものなのかなぁ?
今じゃ蛍を見ることすら少ないですもん、沢山つかまえて
明かり代わりにするなんて、逆に贅沢なことかもしれないね。
今の時代だったら街灯かネオンの明かりで苦学かな?(^^;)

投稿: ポージィ | 2006/10/04 23:00

高三郎どんの登場ですね!
うちの畑、高三郎どんに埋め尽くされそうです。
畑だけじゃないです、田んぼのふちも高三郎どんの魔の手が。。。(笑)
でもね、可愛い花なんですよ。
イメージ的には高三郎じゃないんですよね~
もっと可愛らしい名前つけてあげたい。
高三郎どんは嫌になるほど存在するけど、日米どちらなのかは不明です。
実が落ちる前に退散願わねば!
高三郎どん、ごめんね~

投稿: ちょびママ | 2006/10/05 00:36

私も出会いました、タカサブロウくんに。
子供の頃から見知っていましたが、タカサブロウという名前は、昨年初めて判りました。
この種子の記憶があったんですよ。
花のわりに大きいですよね。
まだ調べてなかったんですが、そうなんだ、アメリカのタカサブロウくんもいたんですね。
私の出会ったのは、どっちなんでしょうかね?
きっと特定できませんよね。

投稿: goro's | 2006/10/05 02:52

◆ちょびママさん、ありがとうございます ♪

え~っ、高三郎どんは畑にも田んぼにも、そんなにたくさんいるんですか!?
私はついこのまえ初めて会ったばかりなのに…
田んぼの畦も確認したのですが、春のホトケノザの数よりうんと少なかったです。
勢力拡大中?来年はもっと増えて埋め尽くされそうになるのかな~
可愛いけれど、埋め尽くされるわけにはいきませんね。

小さなキク科の可愛い花。「高三郎どん」じゃぁなんですから、
せめて「たかちゃん」と呼んであげましょうかねぇ(^^;)


◆悟郎さん、ありがとうございます ♪

悟郎さんもずーっと前からご存知だったんですね。
タカサブロウさんの存在。私も「初めて見た~」って思っているだけで、
実は子供の頃から見ていたのかしら??でも、この特徴的な実の記憶はないし…
花よりまず目がいくくらい目立ちますね、この実。
アメリカのタカサブロウさんは、まだ確認されてからの年数が浅いみたいですよ。
タカサブロウさんより、葉の幅が細いとか枝分かれしている下側の茎が太いとか、
種に翼がある、花がちょっぴり小さい、乾いた場所でも生息できる、
などの違いがあるそうですが、見分けは難しそうですね~
私もそうとう迷ったあげくのアメリカタカサブロウ断定でした。

投稿: ポージィ | 2006/10/05 09:35

「高三郎」とは面白いネーミングですね。どなたがつけられたのやら。高三郎にまつわる説話はなにか本当の話のように思われました。草花、草木にまつわる説話をまとめたら、結構読み応えのある読物になりそうですね。そう云えば、花とその花の花言葉を紹介しているブログもたしかありました。

投稿: 茂彦 | 2006/10/05 20:31

◆茂彦さん、ありがとうございます ♪

「タカサブロウ」「アメリカタカサブロウ」面白い名前ですよね。
ほんと、どなたが付けられたのでしょう(^^)

花や草木にまつわる説話など、日本の場合はどのくらいあるものでしょうね。
ギリシャ神話、ローマ神話などには、花や草木が神話と結びついている
ものも結構ありますが…。残念ながら日本のものは知らなくて…。
花言葉は18~19世紀のヨーロッパに端を発しているようです。

投稿: ポージィ | 2006/10/05 21:27

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