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2006/10/18

リンドウで遊ぶ

秋ならではの「季節の花」を使って花遊びをしてみました。
フラワーデザインの世界では「メリア」という名前のついた技法での花遊び。

「メリア」とは椿の「カメリア」から付いた名前で、花びらをばらしてパーツとして扱い
それぞれにワイヤーをかけ、幾重にも重ねて椿の花のように形作る技法をいいます。
なんとも贅沢で豪華な花の使い方です。
有名どころ(?)では、バラで作った「ビクトリアンローズ」「ローズメリア」、
ユリで作った「リリメリア」、グラジオラスで作った「グラメリア」などがあります。
(ワイヤーを掛けずにフラワー用の接着剤で貼っていく方法もあるかもしれません)

さてさて、私が今回作ったコレ↓に使った「季節の花」とは何でしょうか? (^^)
060920rindoumellia_up   060920rindoumellia

綺麗な同心円になってなくて、ちょっと歪んでいます…(^^;)
ピンクの花(トルコキキョウ)と葉っぱは添え物と思ってください。
青いふわふわのダリアみたいなお花ですよ~ お分かりになりましたか?
もう答えを書いてもいいですか?
 
正解は「リンドウ」です。「リンドウ」の場合何と言うのかしら?リンドウメリア?
リンドウを1輪1輪茎から外し、花びらを1ヶ所鋏で切り開いて扇型に広げます。
オシベ・メシベを取り除いてから、縫うように細いワイヤーを掛けフローラルテープで
巻いてパーツを作ります。
真ん中に手を加えない花を1輪、その周りに幾重にもパーツを重ねていくのです。
最後にワイヤーの束をしっかり纏めて出来上がり。
(真ん中の花は咲いているものを選ぶべきでした。失敗~;)

かくしてこの世に存在しない新たな花の出来上がり。
保水なしで作ったのですが5~6時間は萎びもせずそのままの姿を保っていました。
短いパーティーなどのとき、ドレスを飾るコサージュとしても使えますね~。
これはリンドウ23輪使用で直径10cmほどす。(秋分の日に作ったから23輪 ^^)
もっと密に重ねるとまた雰囲気が変わりますし、こういうのをいくつも作って
大きくまとめたら、超豪華なブーケに仕立てることもできそうです。

お花をばらして扱う技法は、好き嫌いの好みが分かれるかもしれませんね。

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コメント

一瞬、あれ何の花、ブルーのダリア?なんて思いました。
手もかかるでしょうがすばらしいです。

真ん中の花を見てリンドウと解りました。
リンドウの花も一つ一つばらすとなんともいえない色合い、フラワーデザイナーMrs.Posyの手にかかれば全く違った花に変身、お見事です。

投稿: 夢閑人 | 2006/10/18 10:30

 面白い物ができちゃうんですね。ふ~ん。。。
手間隙かかっていますよね。
根気の要る作業でしょうねぇ~。
やってみたいけど、私がすると出来上がる前に、手のぬくもりでお花がしなびちゃうかも。。。(^^;
でもステキ☆

投稿: Hiromi | 2006/10/18 10:56

全然違う花に変身できるのね。
色はリンドウのようだけどこうなるとわかりませんね。
そうですね・・・手術のよう。
花を凄く短くしたりもダメなんです。なのでこういうのは私には
考えられません。やれって言ってもできませんが・・・(苦笑)

投稿: 池田姫 | 2006/10/18 11:13

ふむふむ、へ~~っと感心しながら拝見しました。
こんな手法もあるのですね。

>お花をばらして扱う技法は、
>好き嫌いの好みが分かれるかもしれませんね

たしかに。
私もちょっとだけアレンジメントを習ったことがあるのですが、
茎を短く切ることすら躊躇してしまう私です。
どうしたら花の命を長くしてあげられるのか。
そればっかりを考えてしまうので。
ということで、結局私はベランダガーデナーになっちゃうんですね。

投稿: koko | 2006/10/18 12:08

こんにちわ。
ちょこちょこ寄らせていただいていたのですが、リンドウのメリア?
はじめて見るものにびっくりして、思わずコメントです。
ローズメリアとリリメリアは作ったことありますけど、こういう発想ってなかったです。

投稿: さーや | 2006/10/18 12:49

私も最初、夢閑人さんと同じくダリアだと思いました。
リンドウの中はこんななんですね。
まったくポージィさんには驚かされます。さすがプロです。
手間が随分とかかりそうですね。
メリアという素敵な名前も覚えます。

投稿: tona | 2006/10/18 14:07

正解を読む前にタイトルにリンドウが出てきていたのでわかってしまった(^_-)
フラワーデザイナーのポージィさんの手にかかればこんなに変身するんだとびっくり。
きれいですよ~。まさに世界に一つだけの花。
秋分の日にちなんで23輪というのにもこだわりが出ている。
作り上げるにも時間をかけられないよね。それでも水なしで5時間も持つとはすごい。
コサージュとしては最高の贅沢です。
花が好きだからこそ、こういう全く違った形をも表現できるんです。
美しく変身させてあげようとする気持ちがなければできない。
安部公房の赤い繭は、変身願望の男が繭になる話ですが、このリンドウにとって繭はまさにポージィさんそのもの(^_^)

きれい一度胸につけてみたい・・・

投稿: あまもり | 2006/10/18 14:16

写真だけ見るとダリアかなって思ってしまいますね。でもポージィさん、タイトルに答えが書いてあるんだもん。
ブーゲンビレアで作ると、ブーメリアなんでしょうか。投げると戻ってきそうです。

投稿: LiLA管理人 | 2006/10/18 15:47

バラのように花びらが取りやすい花なら分かりますが、リンドウの花に一つずつ鋏を入れて広げたなんて、手間がかかってますね。
あまもりさんの「美しく変身させてあげようとする気持ち」というお言葉に、なるほどと頷きました。
元の花からまったく想像もつかない花に生まれ変わって、手をかけた効果はバッチリですね♪

投稿: nanbu | 2006/10/18 16:05

新種のダリアみたいですね。
リンドウの英名ってなにか気になって調べてしまいました。
Gentian・・ゲンチャメリアとかゲンちゃんメリアとかいうのでしょうか。
メリアというのはじめて知りました。

投稿: 横浜のおーちゃん | 2006/10/18 17:47

タイトルに答えが載ってる~(^o^)
「私はだぁれ?」にしたら 何の花かわからない人もいたかもです
はい(・_・)/それは私で~す♪

それにしても手間のかかる作業ですよね
1枚1枚花びらを集めていくなんて。。
スゴイなぁ。。

投稿: miki | 2006/10/18 18:50

★みなさん、コメントありがとうございます★

リンドウで作るメリア、実は所属スクールのテキストで写真を
見たことがあって、一度作ってみたいと思っていたのです。
この秋、アレンジを作るのに使った残りのリンドウを利用して、
やっと作ってみることができました。


◆夢閑人さんへ ♪

青いダリアに、見えますよね(^^)
自分でも思った以上に豪華に仕上がって、嬉しかったです。
リンドウの花の内側なんて、目にすることはまずありませんが、
こんなに綺麗なんですね。ブルーから白へのグラデーションが
集まって、見事な色合いが生まれました。
お褒め頂ありがとうございます。


◆Hiromiさんへ ♪

花の持つ美しさが別の形でまた新たな美しさを生む、という例ですね。
手間暇は、まぁほどほどに、ってとこでしょうか。
手間よりもリンドウの汁がぬらぬらして、そちらの方が気になりました(^^;)
アハ、私もぬくぬくの手で急ぎもせずに作ったのですけれど、
それも買ってきてからだいぶ日にちのたった花で、それでもずいぶん
持ってくれましたよ(^^)


◆池田姫さんへ ♪

花そのものの持つ美しさから、新しい美しさが生まれる一例です。
リンドウは内にこんな美しさも持っていたのか、と改めて思ったり…
でも、花に鋏を入れることには抵抗を感じる方もいらっしゃるだろうと
理解できます。

余談ですが、切り花を飾られることはありますか?
飾られる場合は、あまり茎が長くない方が水を上げやすいですし、
茎を毎日きり戻していく方が長持ちしますよ。


◆kokoさんへ ♪

kokoさんはアレンジを少し習われたことがおありなんですね。
でも、花に鋏を入れるようなのはご覧になりませんでしたか?
んま、たしかに特殊ですから…。

お花を短く切ることに痛みを感じてしまう方、いらっしゃいますよね。
お気持ちは分かります。
切り花を飾られることはありますか?切り花は生産農家さんで収穫された
その時点で、ある意味もう命を絶たれているわけですよね。
そうしたら、今度はその切り花としての命を、どこまで生かしきって
あげるか、ということを考えるのが、生け花やフラワーアレンジ、
フラワーデザインをする者の責任だと教わりました。


◆さーやさんへ ♪

初めまして。これまでにもお寄り下さっていたのですか。
今日はコメントを残してくださってありがとうございます。
ちょっと、さーやさんのブログへも覗かせていただいてきました。
アレンジのお仕事をなさっているのですね!
後ほどまたゆっくりとお伺いさせていただきます。

やっぱりリンドウのメリアは珍しいですか?私の発想ではなく、
所属スクールのテキストに写真が載っていました。
でも、私もその写真でしか見たことがありません。
ローズメリアやリリメリアともまた違った豪華さですよね。


◆tonaさんへ ♪

やっぱり、ダリアの雰囲気ですね。
そうなんです。リンドウは花を開かなかったり、開いてもちょぼっと
なので、花の内側を見る機会はほとんどありませんよね。
私も、へぇ~こんなふうになっていたんだ、と新たな発見でした。
そしてそれが集まるとダリアのようになることも。

リンドウを使ってメリアを作ろう、という発想は、残念ながら
私のものではないのですヨ(^^;)


◆あまもりさんへ ♪

アハハ 答えバレバレでしたね(^^;)

リンドウのメリアは私のデザインではないんですけれど、でも作ってみるのは
初めて。全く違う新しい美の出現は、なかなか感動ものでした(^^)

アレンジを作るように買った花の残りで、数日たったもので作ったのに
数時間持ちましたから、もっと新鮮な花だったらさらに持ちそうですね。
それでも僅かな時間しかもたないものだからこそ、最高の贅沢な
アクセサリーとなりますね。

花は自然の状態で咲いているのがいちばん美しい。
その美しい花を切り取って人間の生活の中に持ち込むからには、
フラワーデザインとは、美しさをさらに生かしかつ新たな美しさを
生み出すものでなければいけない、と教わりました。
あまもりさんが書いてくださった「美しく変身させてあげようとする気持ち」
というのと同じことですね。私は、その境地にはまだまだ遠く至れていませんけれど…
「繭」の役目を果たせるようにいつかなれたらなぁと思います。
ありがとうございます(^^)


◆LiLA管理人さんへ ♪

写真は、新種の青いダリア!?って感じですよね。
タイトルに失敗しました~。バッチリ答えを書いてしまって…
後で気付いてあとのまつり(^^;ゞ

LiLA管理人さん、うまいっ! 座布団何枚差し上げましょうか。
ブーゲンビレアのメリアとかけて、あなたは戻ってくるととく。
その心はブーメリア…ブーメリャ…ブーメラン!


◆nanbuさんへ ♪

そうですね。花びらを外すだけでいいお花と比べると、手間がかかります。
おかげさまで、リンドウが想像以上の変身を遂げてくれました(^^)
ありがとうございます。

「美しく変身させてあげようとする気持ち」あまもりさん、フラワーデザインの
原点を的確に表現してくださっています。
謙虚な心を忘れないようにして向かい合っていかなきゃ…と思います。


◆横浜のおーちゃんへ ♪

おーちゃんも、やっぱりダリアにお見えになりましたか(^^)

リンドウの英名、考えてもみませんでした。gentianですか。
ゲンチャメリア ゲンちゃんメリア 何かピンときませんね~
後者は聞いたとたんにプッと吹き出しそうです。
豪華な新種ダリアのイメージがぁ…(^o^)

投稿: ポージィ | 2006/10/18 18:55

◆mikiさん、ありがとうございます ♪

あ、最終チェックしている間にmikiさんも下さっていたのですね…

ね~、抜けてますよね。タイトルにバッチリ答えを書いちゃって
「なんでしょう?」もないものです(^^;ゞ

答えなしで当てられる方は、かなり少ないんじゃないかなぁ。
知らなかったら多分私も分かりませーん。(←いいのか、それで?)

ローズメリアなんて、花びら1枚1枚の大きさが知れていますから、
それこそすごい手間がかかりますね。作ったことありませんが…(^_^)

投稿: ポージィ | 2006/10/18 19:04

ヘーそうなんだ、こういう技法をメリアというんだ。
面白いですね。
基本的にはそのままの花が好きですが、こいう遊び心も、面白いと思います。
ふと思いましたよ。
少女マンガの背景に、この世には存在していない花の絵が描かれたりすることがありましたが、でもそれも花には違いなかったですからね。
花を使って新しい花の世界を表現するなんて、仰るように、贅沢で豪華な花ですよね。
残らないからこそ美しい、そんな世界も好きです。

投稿: goro's | 2006/10/19 03:03

ステキなお花です。野に咲くお花とは思えません。
花びらをばらして別のお花に作るのは、私もやりますが、
りんどうは気がつきませんでした。
りんどうって余り使い道がありませんのでストックが沢山です。
押してしまったものは無理でしょうが、今度ばらして押してみます。
いいこと聞きました。
有り難う御座いました。

投稿: あやや | 2006/10/19 06:09

ポージィさん おはようございます

まさにへぇぇ~~の世界です
花びらを一枚一枚はずして、別の花にする・・
そんなことができるのですね~
フラワーアレンジメントの世界は奥深いのですね
先だってのコラージュも素敵でしたが
メリアも見ごたえのある花に変身ですね

ただし、私がやったら花びらがぐしゃぐしゃになって
生き返れないかもしれません ^^;

投稿: glenn | 2006/10/19 09:57

◆悟郎さん、ありがとうございます ♪

最初に誰が考え出したのか、面白い技法ですね。
メリアの技法、使われるのは主にブライダルブーケかもしれません。
でも、多分滅多に使われないでしょうね。あまりに豪華で贅沢ですから。

悟郎さんが書いてくださった、少女漫画の背景に描かれる現実には
存在しない花。そうですね、それらも創造された花ですね!(^^)

アートの世界で、生花を使うフラワーデザインというのは、残らないという
特殊性を持ったものですね。夜空を飾る花火ほどには一瞬ではないですが、
それでも束の間の美。その刻々と変わっていく微妙な変化に自分の時の流れの
凝縮を見るような気がすることもあります。
… … …
(^^;)アハ 何を言いたいのかまとめらなくなってしまいました。
尻切れトンボですがこれでおしまいにします。すみません<(_ _)>


◆あややさん、こちらにもありがとうございます ♪

元のリンドウからは想像もつかない姿に生まれ変わりました(^^)

リンドウの花を切って広げたとき、花弁の縁のギザギザの山や
色のグラデーションがとても新鮮に写りましたよ。
リンドウは開いて押したもののほうが、押し花アートに使い道が
たくさんあるかもしれませんね。
ぜひお試しになってみてください。

投稿: ポージィ | 2006/10/19 10:14

◆glennさん、ありがとうございます ♪

おはようございます。
へぇぇぇ~の世界ですよね(^^) 
私も初めて知ったときは、へぇ~っ!こんなことできるんだ!!って叫んでました。
最初に考えたのはいったいどこのどなたなのか。
思えば、切り刻んだり他のものと合わせたりして作るお料理も
同じようなことをしているのですよね。料理も芸術という気がしますもの。
フラワーデザインの場合は、お腹には入らなくて心で食べることしかできませんが(^^;)

アハハ 花びらがぐしゃぐしゃに?そんなことはないですよ~。大丈夫(^^)
繊細でやわで、すぐに傷んでしまうようなお花を使ってメリアは作りませんから。

投稿: ポージィ | 2006/10/19 10:24

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