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2007/06/13

ヨウシュヤマゴボウ?

この春、あちこちで大型の同じ草がニョキニョキと芽を伸ばし始めたことに気付きました。
赤っぽくてぶっとい茎を真っ直ぐに空に向かって伸ばし、これまた大振りの葉っぱを
つけています。すっくとした立ち姿には爽快感すら覚えます。…でも、あれは何者?
初めて見る草に、首をひねりながら観察を続けたところ、やがて真っ直ぐ空に向かって
いた先端が枝分かれし、蕾が顔をのぞかせました。
 
070515yamagobou_fumei 070516yamagobou_tubomi_fumei
<隣の空き地にも登場 5/15撮影>  < 散歩コースで蕾発見 5/16撮影 >
 
070518yamagobou_tubomi_fumei 070527yamagobou_hana
 <隣の空き地のもの 5/18撮影> <散歩コースのもの開花 5/27撮影>
 
蕾が出てきた段階で、まず「ヨウシュヤマゴボウに似てるな」と思いました。
でも似ているけど「ヨウシュ…」とはちょっと違うような? 
花序は「ヨウシュ…」のように垂れ下がっていなくて、直立したそうに見えるけれど、
実が熟す前はまだ軽いから上を向いているだけなのか??
葉っぱは「ヨウシュ…」よりすこし幅が広めに感じられるけれど、気のせい?
「ヨウシュヤマゴボウ」は過去記事のこちらをご参照ください。花と実だけですが。
「ヨウシュ…」はかなりの大型ですが、こちらも負けじと大型。
隣の空き地のものは、今日6月13日時点で1.5mほどあると思われます。

調べてみたところ、中国原産の「ヤマゴボウ」というのもあると知りました。
でも、検索でヒットする「ヤマゴボウ」は、私が見つけたものよりどれも花序が大きく
立派で花も綺麗です。 栄養状態や株の充実度の違いなどによるのかな??
 
一時は「ヤマゴボウと初遭遇か!?」と興奮してワクワクましたが、
時間が経つにつれ、これもやっぱり「ヨウシュヤマゴボウ」なんじゃないかという
気持ちが98%になるに至りました。ワクワクした分ちょっとがっかり~
 
070608yamagobou_hana_up 6/28に撮影した花の様子。
 うっすらピンクに色付き、
 子房の部分は緑色の実の形に。
 このとき溝を数えるのを忘れました。
 その後刈り取られてしまったので
 間近で見られる株は無くなって
 しまいました。失敗した~
 うーんヨウシュヤマゴボウそっくり。
 花序が立っているか垂れているかの
 違いだけのように見えます。
 実が充実して重くなってきたら
 垂れ下がるのかもしれません。
 もしや「ヨウシュ…」と「ヤマゴボウ」の交雑種?なーんて有り得ないか~(^^;)
 
 
「ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)」:ヤマゴボウ科・ヤマゴボウ属 多年草
      北アメリカ原産。根は肥大して肉質。茎は高さ約2mで紅紫色。
      葉は長楕円形。夏、総状花序に白色の小花を開き、液果は濃紅紫色。
      ヤマゴボウに似るが子房(果実)が菊座形にならず果実の房が垂れる。
                                     <広辞苑より>
      花序が垂れ下がること、子房が10溝→実が熟すと境目が分からなくなる
      のが特徴です。有毒植物です(特に根)。

「ヤマゴボウ(山牛蒡)」:ヤマゴボウ科・ヤマゴボウ属 多年草
      中国原産。高さ約1m。葉は薄く軟質で長楕円形。夏、白色の小花を開き
      雌しべは8個が菊座形に癒合。液果は紫黒色・扁球体。
      根は巨大で、生薬の商陸(しょうりく)といい、利尿薬とするが有毒。
      都会地では北米原産のヨウシュヤマゴボウが多い。<広辞苑より>
      花序が直立することと、子房が8溝→8個の分果となるのが特徴。
      「ヨウシュヤマゴボウ」同様に有毒植物です。
 
よく漬物として販売されている「やまごぼう」は「ヤマゴボウ」とも「ヨウシュヤマゴボウ」
とも全く別物で、「モリアザミ」の根だそうです。
 

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コメント

ヨウシュヤマゴボウって、こんなに背高ノッポさんなんですか。
って、あとの2%は違うかもなんですね。
ポージィ博士が悩まれるくらいだから、私なんか解るわけもなく。
私の見た、ヨウシュヤマゴボウは、20~30センチくらいの背丈の低いものでした。2年前の9月の嵐山です。例の藤のお化けエンドウを見た帰り道。
あのヨウシュヤマゴボウは、塀際に生えていたので、背が余り伸びなかったのかもしれません。
ヨウシュヤマゴボウはあれ以来見ていないので、久しぶりに思い出させてもらいました。そうだこんな実を付けていたと。
中国原産のヤマゴボウはまた立派な花序ですね。花もなんだかこちらのほうが可愛いような。

投稿: あまもり | 2007/06/13 12:39

ポージィさんの植物に対する興味や探究心はすごいな~と思っちゃいますね。。。
ヨウシュヤマゴボウ・・・耳には馴染んでいますが、それが一体何者でどんな姿をしているのかなど、さっぱりわかっていませんでした。というか、知ろうとしていなかったというほうが正しいですね。
果たして今回のは、、、?

ゼニアオイにしてもその他の花々にしても、やはり咲く時期はずいぶん違いますね。夏になるとゼニアオイが林立する花壇があるのですが、いまだゼニアオイらしき姿はみられません。新幹線で2時間くらいの距離だというのに、植物の感覚はいかに緻密で正確かということを思わずにはいられません。

投稿: koko | 2007/06/13 12:43

きのうヨウシュヤマゴボウと思われる花を撮りましたが、ピンボケでした。分果の数も区別点ですか。知りませんでした。
あとで調べてみます。
植物の特徴も、微妙な個性があったりすると迷うことがありますね。

投稿: 横浜のおーちゃん | 2007/06/13 13:22

昨日まだ花穂を付けたばかりのヨウシュヤマゴボウを見かけましたがやはり花穂は立っていましたね。
で、これもヨウシュヤマゴボウだと思います。
考えてみればヨウシュヤマゴボウは花や実ばかり注目して草の姿をまじまじ見たことなかったもんな(^^;)
特にこんなすくっと立ち上がった様子はあまり記憶にない。

先日マイブログでアップしたヤマゴボウの内最後の2枚はどうもヨウシュヤマゴボウのような気がするので訂正しました(^^;)

投稿: 平家蟹 | 2007/06/13 13:26

◆あまもりさん、ありがとうございます ♪

あまもりさんがご覧になった嵐山のヨウシュヤマゴボウは20~30cm?
それはまたずいぶんとチビちゃんだったのですね(私みたい)。
私がこれまで見てきたのは低くても1mくらいはありました。
えへ、残り2%は実が垂れて来て、見慣れたヨウシュヤマゴボウの姿になるまで
おあずけです。今でもまだ、あまりの姿勢のよさに首を傾げていて。
お住まいの近くではニョキッと生えてきたりしませんか?
あ、生えてきたとしてもこんな大型の野草、すぐに刈られてしまいますよね。
うちの近くは畑なども多いので、その隅っこに生えたのなどが、
見逃されていることがよくあるんです。隣の空き地のも生長を邪魔するのは
巻きついて上ってくる葛のツルくらいのもので、いまのところこっちの方が
すごい勢いで伸びるので、さすがの葛も振り落とされています(^^;)

中国産の「ヤマゴボウ」も検索してご覧になってくださったんですね。
私も同じこと思いました。立派で可愛い花だって。見てみたかったな~


◆kokoさん、ありがとうございます ♪

私の植物に対する興味や探究心ですか?うんにゃ、仰るほどのものじゃ
決してないですよ。たまには「これは何だナンダなんだ?」と
追究したくなることもありますが、そんなときでも観察が中途半端。
普段は「あっ花だ!綺麗~パチリ♪」これだけですもん。お恥ずかしい。
記事にするためにちょこっと調べてみるだけで。
本当は、目に写る美しさや面白さだけを追い求めたいところなんですが
そういう写真がなかなか撮れないというせいもあります(^^;)

東北と関東、どちらでも生息できる植物は、春のうちこそ花の咲き始めに
差があっても、初夏の頃には変わらなくなるかと思っていました。
でもまだ差があるんですね。植物達は微妙な違いをしっかりと感じ取って
いるのですね。


◆横浜のおーちゃん、ありがとうございます ♪

おーちゃんもヨウシュヤマゴボウの写真を撮られたのですね。
はい、分果の数と後々滑らかにくっついてしまうかしまわないかは、
見分けの大きなポイントのようです。
おーちゃんがご覧になった「ヨウシュヤマゴボウ」はちゃんと10に
分かれていたでしょうか。

これから分かれた枝が伸びて横に広がるのかもしれませんが、
これまでのところあまりにすっくとしていたので、もしや「ヤマゴボウ?」
と期待してしまいました。
今年のうちの近所のヨウシュさんたちは姿勢の良いのが個性なのかも。


◆平家蟹さん、ありがとうございます ♪

お呼びたてしてしまってすみません。
おぉ…花穂を付けたばかりのヨウシュヤマゴボウをご覧になりましたか。
ふぅむ、やはり立っていたのですね。加えてこの花の様子ですから、
やっぱり私が見つけたのは「ヨウシュヤマゴボウ」のほうですね。
私もこんなに姿勢よくすっくと立ち上がった姿が記憶になかったのですよ~
もっとバァ~ッと横に広がって花や実をぶら下げている姿ばかりが
記憶に残っていて。今年見ているコレも、今後バァ~ッという感じに
なっていくのかもしれません。
今回は幻で終わったようですが、いつのひか、ヨウシュさんより花が綺麗な
ヤマゴボウさんにも会ってみたいものです。

投稿: ポージィ | 2007/06/13 17:48

もうすっかり解決済みのようですね。
ショウシュヤマゴボウは、咲き始めは花序が立ち上がってますよね。
この後枝分かれして、たくさんの花を見せるような姿と打って変わって、咲き始めには清潔感がありませんか?
同じものとは思えない印象です。

ヤマゴボウ、見たことありません。
検索画像で見てみましたが、かなり興味をひかれました。
出会ってみたいですね。

投稿: goro's | 2007/06/14 02:58

◆悟郎さん、ありがとうございます ♪

去年までにヨウシュヤマゴボウは何度も見てきているにもかかわらず、
枝分かれするまでの姿にはとんと気づかなかったようなんです。
今年生えてきたのが目立つ場所だったおかげで、初期の生長期の姿を
見ることができたようです。ついでに悩まされました(^^;)
悟郎さんはこういう姿もちゃんとご存知だったんですねぇ。
清潔感ですか?そういえるかもしれません。すっくと立ち上がった姿に
潔さや凛としたものを感じていましたから。
でも、これからどんどん横に広がってダレ~とした姿になっちゃうんですね。

悟郎さんもヤマゴボウはご覧になったことありませんか。
ヨウシュヤマゴボウほどポピュラーではないようで。検索画面を見ると
可愛い花なので会いたくなってしまいますね。

投稿: ポージィ | 2007/06/14 09:23

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