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2008/01/31

蜘蛛への鎮魂歌

その蜘蛛(ジョロウグモ)は秋からずっとわが家の庭に巣を張っていました。
 
071214kumo カロライナジャスミンの蔓と
 ナツツバキの間に糸を渡して
 
 もう獲物も僅かだろうに
 頑張るね、と12月半ばに
 写真を撮り、でもアップする
 機会もないまま年を越し
 1月に入ってからは
 かなり冷え込む日も
 風の強い日もあったのに
 なお頑張り続けていました。

 
最後に見たのは、先日雪になった23日の前の日の夕方…
雪とその後に続いた雨が上がった翌朝には消えていましたよ。
さすがに、あの湿っぽい雪には耐えられなかったみたい。
仲間も獲物もいなくなった寒い庭で、じっと待ち続けていた蜘蛛の
あっけない最後がなんだか寂しくて、写真を引っ張り出してきました。
落ちただけで死んじゃいないかもしれないんだけれど…
 
でも、ジョロウグモといえば、秋に卵を産んで一生を終えると思ったのだけど、
この蜘蛛はどうしていつまでもここにいたのだろう?
 
ひょっとして、巣にとまったまま息絶えていたの…?
 
 
追記:一昨年の秋アップしたジョロウグモのカップルの記事への
    リンクを貼っておきます。よろしかったらご覧ください。→「蜘蛛のカップル」 
 

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コメント

「女郎蜘蛛雄でも女郎はこれ如何に」と
即席の句ができました。

調べてにると、
 「古人はジョロウグモの姿を雅やかで艶やかと感じ,当時 の身分の高い女官の上臈(ジョウロウ)になぞらえ名づけ たという。
  因みに講談社の「日本語大辞典」で「上臈」を引いてみ ると「①年功を積んだ高僧 ②身分の高い人,上流の人  ③身分の高い女官,上臈女房 ④江戸幕府の大奥の職名  ⑤身分の高い婦人,貴婦人」とあり,いずれをとっても大 変なほめ言葉で,古人はジョロウグモの姿を愛し,高く評 価していたことになる。
だそうですね。
 
 おっしゃるとおり、写真の蜘蛛は、
気高く息絶えていたのではないでしょうか。

投稿: 鎌ちゃん | 2008/01/31 09:51

命あるものの宿命とはいえ、
やはりなんだか寂しいものがありますね。
つい、うるっときてしまいました。
この写真がまた、いいんですよ~。

鎌ちゃんさんのコメント、興味深く読ませていただきました。
蜘蛛を忌み嫌う人は多いですが(私もその一人)
害虫を食べてくれる良い存在なんですよね。
とはいえ、あのむにゅっとやわらかそうな体と
生えている毛に、ぞわぞわ~とさせられます。

投稿: koko | 2008/01/31 12:45

 僕はクモを見ると恐怖を感じてしまうのです。人間にとっては正義の味方なんですけれどもね。蚊も食ってくれるし。
 あぁ、でもダメだ。鳥肌がぁ {{{{(+ω+)}}}}

 それにしてもジョロウグモ氏はなにかを待っていたのでしょうか。それともなにかを守っていたか、あるいは思うことがあったのか…… いろいろ考えてしまいます。
 一年の人生(っていうか蜘蛛生っていうのかな?)って、とってもはかないですね。鳥に食われることもなく寿命をまっとうできただけでも幸福だったのかも。

投稿: ろぷ | 2008/01/31 14:43

クモひとつない青空にクモが浮かんでる。
来るはずもない客を待ちながら。
それとも既に息絶えていたのかと。
グッときました(;ヘ;)
雪が降った翌朝に消えたジョロウグモを忍んでの鎮魂歌。
草場の陰でこのジョロウグモも喜んでいます。
この世に残した(多分)子ども達よ、ポージィ庭に止まるのだよと。

ポージィさんちには確か蜂の巣もあったような気がするけど。
お向かいへ引っ越ししたんだったかなぁ。
生きとし生けるものに思いを馳せる優しいポージィさん。
前にも書いたけど、梅田スカイビルの里山にあった立て札の
一生懸命に生きている昆虫たちにも少し植物を分けてあげましょう、
という言葉をまた思い出しました。
この立て札の文字をポージィさんに捧げましょう。

投稿: あまもり | 2008/01/31 15:10

◆鎌ちゃん、ありがとうございます ♪

「女郎蜘蛛雄でも女郎はこれ如何に」
アハハ~ ほんとだぁ(^^) ジョロウグモの雄は、小さくて
目立たないので脇に追いやられたって感じですね。

ジョロウグモの名前の由来、さらには上臈の意味も調べてくださって
ありがとうございます。勉強になりました。
ジョロウグモの雌はとてもカラフルな姿をしていますから、
古人はその美しさを素直に崇めたのですね。
記事に、一昨年の秋にアップしたジョロウグモのカップルの
記事へのリンクを追加しましたので、よかったらご覧ください。

私が見ていたこのジョロウグモは、やはり息絶えていたので
しょうか。そうならば、気高く、と書いてくださった鎌ちゃんの
言葉がぴったりの最後ですね。


◆kokoさん、ありがとうございます ♪

どこまでも青い空を背景にシルエットになった蜘蛛、
孤独でしょ~~ うるっとこられましたか。
kokoさんお優しい。苦手な蜘蛛なのに(^^)
鎌ちゃんの調べてくださったところによると、昔の人は
ジョロウグモのカラフルな衣を素直に受け入れていたのですね。
私も見習わなきゃなーと思いました。
でもねぇ…飛び蜘蛛(蝿取り蜘蛛?)以外はどうも苦手ですよ。
特に家の中によく入ってくるあのでかいタカアシグモが(^^;)
生えている毛がって、kokoさん、そんな至近距離から観察したの~?


◆ろぷさん、ありがとうございます ♪

う、たしかに虫を食べてくれるし悪から救ってくれるし、
蜘蛛はいいやつなんですけれど、あの姿形はどうも受け入れがたい
ものがあります。それともろぷさんが感じられる恐怖は
別のところからきてるのかな?

このジョロウグモ、晩秋にはいたことを覚えています。
12月半ばにも。年が明けてからも。
何かを待ち続けていたのか守っていたのか。
もしかしたら卵を産めず、巣の上で日々の営みを続けるしか
なかったのかもしれません。そんなことを考えるとよけいに
寂しさを感じてしまいますよ。蜘蛛自身には悲哀も寂しさも
なかったかもしれませんけれどね。
一年にも満たないような生涯って、ほんとはかないです。
そんな短い一生なのに、生まれてすぐに食べられちゃうものも
いることを思えば、このジョロウグモがこうして巣の上で
一生を終えられたのは、ろぷさんがおっしゃるように幸福だった
のかなとも思います。


◆あまもりさん、ありがとうございます ♪

うっ、あまもりさんもグッとこられましたか。
なんだか切なくて、この蜘蛛に日の目を見せてやりたくなったのです。 
もし、巣の上でそのまま息絶えていたのだとしたら、
卵を産んで次世代へ命を引き継ぐ使命を果たすこともできな
かったのかも…ともっと寂しいことまで考えてしまいました。
でも、卵を産めたのなら、来春孵るであろう子供達に
様々な教訓やら夢やら託したかもしれませんね。

蜂の巣があったこともありますよ~ お向かいへ移ったと
思われる巣の写真アップしましたね。そのほかにも、夏椿や
カロライナジャスミンに巣を掛けられて、刺されたことも(^^;)
さすがに、庭の木に作られた巣は、発見次第ごめんよ~と
あやまりながら撤去させてもらいました。

生き物への思いやりにあふれる言葉が書かれた、梅田スカイビルの
里山の立て札。あれを私にですか?いやいや、とてもいただけません。
なるべくむやみに殺すまいとは思っていても、やっぱりたくさんの
虫たちをこの手にかけていますもの。やはり、我が身、我が植物
の方が可愛いのです。
 

投稿: ポージィ | 2008/01/31 16:28

このジョロウグモさん、いろんなことを考えさせてくれましたね。冬の巣にいる間に、生きているのかどうかなどと確認しなかったのが、かえってよかったのかもしれません。
蜘蛛はいろんな種類がいて行動も興味深いですが、林の中を歩くときに巣に引っかかるのが難点です。

投稿: 横浜のおーちゃん | 2008/01/31 19:23

鎌ちゃんのを読ませていただいてジョロウの意味がわかりました。思っていたのと反対でした。
そう思ってみるとジョロウグモは黄色と青の縞々のようで品格もあり、孤高としてひとり(1匹)静かに生きているが如くに生命を終えていたなんて、この辺のクモの王者ですね。
庭の一角にもこうして生命の営みがひっそりと繰り返されていることを発見させてくださる記事でした。
熱中人にクモの巣を粘着紙に貼って芸術作品を作っている女性がいましたね。
ジョロウグモさんは網を張るのが上手でしょうか。

投稿: tona | 2008/01/31 20:28

◆横浜のおーちゃん、ありがとうございます ♪

自分もあれこれ考えること感じることがありましたが、
記事を読んでくださった方々もいろいろと感じてくださって
とても嬉しかったです(^^)
あぁ、おーちゃんの仰るとおりですね。
写真を撮ったときにも、年が明けてから見ていたときにも
そっとしておいたのがかえって良かったのですね。
林の中を歩くとき引っかかる蜘蛛の巣、あれはいただけませんね。
私は自分の庭でもときどき引っかかってウワッ!となります(^^;)


◆tonaさん、ありがとうございます ♪

ジョロウグモのジョロウは上臈から転じた女郎だったのですね。
私も鎌ちゃんのコメントで勉強させていただきました。
ジョロウグモ雌の美しい色使いと模様に、上臈を重ねた古人の
気持ちも分かる気がします。
巣にとどまったまま命を終えていたのであろう、この蜘蛛には
敬いの気持ちすら覚えてしまいます。tonaさんの仰るとおり
王者の最後って感じですね。
「クモの巣を粘着紙に貼って芸術作品を作っている女性」
知りませんでした。ほぉ~興味あります。どんな作品なのかしら。
ジョロウグモは自分の成長に合わせて張る網の大きさも大きく
なっていくのだそうですよ。素晴らしく見事な巣を作ります(^^)
 

投稿: ポージィ | 2008/01/31 21:24

ポージィさん、こんばんは。蜘蛛と蛇とゴキブリだけは、どうしても苦手です。息絶えた蜘蛛に捧げる鎮魂歌に水をさすようで申し訳ありません。
女郎蜘蛛は雌の方が大きくて雄が小さいのですね。それに二匹が一つのネットに共存している。10月のことですね。お腹の中に沢山タマゴが入っているのかも知れません。雄が狩りをして、雌にプレゼント。勝手な想像。
カワセミは、恋の季節になると、生きたままの魚を雄が雌の口まで運びます。蜘蛛君も似たようなことをしているのかな。

投稿: polo181 | 2008/01/31 21:54

◆polo181さん、ありがとうございます ♪

こんばんは。
水をさすよう、なんてとんでもないですよ。どなたでも苦手なものは
ありますし、鎮魂歌を捧げている私も、実は蜘蛛は苦手な方です。
特に家の中に入ってくる直径10cm近くにもなる茶色の蜘蛛は…(><)

ジョロウグモの雌雄は面白いです。雌が雄よりはるかに体も大きく
立派な巣を張ります。雄はその隅で雌が作った巣にかかった獲物の
おこぼれをいただきながら交尾の機会をうかがうようなんですよ。
残念ながらカワセミの雄のようなプレゼントはしてくれないようです。
あ、ひょっとして交尾のあと食べられちゃう??
もしそうだとしたら、我が命を捧げるのですから究極のプレゼント
ということになるかもしれませんね。
(↑勝手な空想ですので信じないでくださいね ^^;)

投稿: ポージィ | 2008/01/31 22:22

夏が深まると、植物のフィールドにはまるでエイリアンのコロニーのごとく、蜘蛛の巣がはびこりますよね。

僕は、蜘蛛やはたまた爬虫類は嫌いじゃありません。
特に家の中で、ぴょんぴょん飛ぶ黒い蜘蛛も、庭のミミズも決して殺傷してはいけないのが、我が家のルールです。。

投稿: noodles3 | 2008/02/01 00:40

この蜘蛛、あの雪の日までいたんですか?
遅くまで巣を張り巡らせているのを、時折見かけることはありますが、さすがにこんなに遅くまでのものは見ませんでしたね。

名前はまったく知りませんが、悪ささえしなければ、昆虫類、ほとんど平気です。
ジョロウグモは、好きですね。美しいと思います。

遅ればせながらって、きっと天上に昇っていったんでしょうね。
後続なしで、ひとり蜘蛛の糸を辿りながら・・・

投稿: goros | 2008/02/01 01:29

>落ちただけで死んじゃいないかもしれないんだけれど…
あのぉ…私も、もっと水を差すようで差し控えてたんですけど。
写真のこの蜘蛛は、この時まで生きてたような気がするんですよね。
蜘蛛の亡骸って、こんなに元気良く足を広げてないような。
足の根元をすぼめて、でも足自体は力なく投げ出してるような感じで。
ジックリ観察したことはないし、あくまでも私の勝手な印象なんですけど。
(現実を認めたくないだけかもしれませんが。(^^;) )

あの雪の後も凍えるような寒さだし。
生き延びられたとしても、それが幸せかどうかも分かりませんが。(T_T)

投稿: nanbu | 2008/02/01 08:44

◆noodles3さん、ありがとうございます ♪

>エイリアンのコロニーのごとく
 
アハハ それ言えてますね~ 
うっかりしていてもろにウワッ!とか、1本すーっと横に
伸びているのが顔に張り付いたり…

私も爬虫類は見るだけならOKですね。
蜘蛛は、小さいのは大丈夫。家の中でピョンピョンしているのは
可愛いとすら思ってしまうのに、直径10cmにもなるアヤツは
ゴキブリなどを食べてくれると知っていても拒絶反応が~(^^;)
何とか生きたまま捕らえて外へ出すようにしています。
ミミズは庭の土の力強い味方♪殺すなんてもってのほかですよね。

ふむ、どうやらうちはnoodlesさんのお宅と同じような接し方を
しているようです(^^)


◆悟郎さん、ありがとうございます ♪

そうなんです、あの雪の日までいたんですよ。
前日「あれーまだいるよー」と見たばかりだったので、
雪も雨も止んだあと「どうなったかな」と早速確認しました。
そしたら巣も蜘蛛もいなくなっていて。下の落ち葉の中までは
調べませんでしたけれど。

>悪ささえしなければ

あ、これは↑どうしても条件になってしまいます。
こんな風に鎮魂歌なんていってるくせに、私も蚊などは
情け容赦なく命を奪ってしまふ。
蜘蛛は種類によっては生理的に受け付けないものもありますが、
小さなのはまず大丈夫です(^^)
悟郎さんは大抵大丈夫でいらっしゃるのですね。

凍てつく冬を越えてまで生き延びられるとは思えませんから、
今頃はもう先にいった仲間たちの元へ上っていったでしょうね。
ええ。後続はなしに平安にするすると。


◆nanbuさん、ありがとうございます ♪

nanbuさん、大丈夫そんなお気遣いは無用ですよ(^^)
 
写真を撮ったのは12月半ば。このときはまだ生きていた、
私もそう思います。年が明けて毎日のように霜が降りたり
霜柱が立ったり、雨が降ったり、北風が強かったり…
その間もはたして生きながらえていたのかどうかは分かりません。
あの雪の日の前日見たとき、足はどうなってたかなぁ??
蜘蛛って息絶えるときはきゅ~っと足をちぢこめることもありますねぇ。
でもね、なんだかしっかりと巣につかまって、生前の姿のまま
息絶えていったような気もするのです。
(ドラマチックな最後を夢見てるだけかも~)
生き延びていたとしても、食べるものもなくこの寒さでは
仮死状態かなぁ?幸せかどうかは疑問ですよねぇ…(;_;)
 

投稿: ポージィ | 2008/02/01 09:48

蜘蛛のお話、面白いですね。私など見るのもいやで、とてもとてもポージィさんのように観察するなんてきません。実によく観察していますね。本当に感心します。
「蜘蛛のカップル」のお話も実に面白く、興味深く読ませていただきました。ジョロウグモの雌と雄の解説、実にすばらしいです。

投稿: 茂彦 | 2008/02/03 21:11

◆茂彦さん、ありがとうございます ♪

アハハ 茂彦さんも蜘蛛は苦手でいらっしゃいますか?
私も苦手な方なんですよ~、実は。種類にもよりますが。
外に住んでいて、私たちの生活に直接関わってこない蜘蛛に
対しての方が寛容になれます(^^;)
どちらかというと、嫌われることの多い蜘蛛たちですが、
その生態はけっこう面白いですよね。
「蜘蛛のカップル」も遡って読んでくださって、ありがとうございます(^^)
茂彦さんも、今年の秋に思い出されたら、ジョロウグモのカップルを
お探しになってみてください。

投稿: ポージィ | 2008/02/04 08:59

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