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2009/03/31

椿 三様

早いものでは晩秋や初冬から咲き始めるものもある椿ですが、その多くはやはり春に
いちばんの花盛りを迎えるようですね。なんといっても「キヘン」に「春」と書きますし、
季語も春ですし。
 
近所でも、2月の早春の頃から「藪椿(ヤブツバキ)」が花盛りになり、ひと月以上
次々に咲き続けました。木の足元のたくさんの落花を見るたび、すごいエネルギー
だと感心して見上げていますが、そろそろ咲き終わりが近づいてようです。
     (ribbon写真クリックでもう少し大きめ写真もご覧いただけますheart
 
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        < とある公園にて「ヤブツバキ」とその落花 2/28撮影 >
 
 
また、散歩コース沿いで見られる、ピンクの花びらが幾重にも重なって咲く
可愛らしい「乙女椿(オトメツバキ)」は、お彼岸の頃から一斉に花開き始めました。
この椿は、色形も可愛いですが、幾重にも重なる花びらが生み出す微妙な陰影が
大きな魅力のひとつではないでしょうか。
 
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   < 散歩コース沿いの「オトメツバキ」4mほどの木に花びっしり。3/19撮影 >
 
 
そして、初冬から造園屋さんのストック場で咲き続けていた気になる椿。
2ヶ所の造園屋さんで同じものを、数株見ました。開ききらないとても小さな花で、
その直径は大きいもので3cmほど。オシベは奥に引っ込んだところにありメシベだけ
ひょろ~と花の外まで顔を出していました。
 
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      < 初冬からお彼岸の頃まで咲き続けました。3/19撮影 >
 
品種名を「コチョウワビスケ(胡蝶侘助)」というようです。胡蝶とは蝶のこと。
小さいながらインパクトあるこの花を、蝶になぞらえての命名でしょうか。
江戸中期の頃の古くからある品種で、江戸時代に侘助といえば、この椿をさしたとか。
「胡蝶侘助」の特徴は、「桃紅地白斑入り・一重・猪口咲き・侘芯・極小輪」だそうです。
 (侘芯とは、オシベの葯が退化して花粉を失ったものをいうようです)
 
私は、花が開ききらず俯きがちに咲く椿を「侘助」というのかと思っていましたが、
そんな単純なことではなく、「侘助」と呼ばれるものには3種類あると、このほど初めて
知りました。 その辺りについては、よろしければ代表で→こちらのサイトさんを参照
させていただいてください。
 

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コメント

こんにちは。
侘助は、椿の一品種と思っていたら、
その侘助にも種類があるのですね。
この上品さは、侘び好きの日本人にはピッタリですね。

オトメツバキは、その名の通り、可愛く綺麗なお姫様を
想像させます。
我が家にあったはずですが、枯れてしまいました。
乙女には縁がない鎌ちゃんのようです。

ヤブツバキは本当に生命力を感じさせますね。
落ちてなお生きるが如しです。
このように、美しく散れたらいいのですが・・・・。

投稿: 鎌ちゃん | 2009/03/31 12:39

我が家にも椿あるんだよ~heart02

もう、ぜんぶ散ちゃったけど。

めずらしくもない、普通のヤツ、

催しの記念に貰った記念樹なんだ。名前調べてみようかな

投稿: はるちゃんより | 2009/03/31 15:08

侘助の定義 見てきました~
ツバキもたくさん撮り貯めてあるのですが アップするチャンスがないままです~~

白いツバキと赤いヤブツバキが好きです。
落ちツバキは風情があっていいですよね~
ツバキの世界もはまるとたいへんなことになるようです。
収集家さんの 一覧を観たことありますが それはそれは・・・

投稿: fairy ring | 2009/03/31 15:33

侘助のことをよくまとめられたサイトですね。
侘助の雰囲気は分かりますが、どこかで見かけてもたいてい区別するのをあきらめています。

投稿: 横浜のおーちゃん | 2009/03/31 16:07

見分け方までは無理です。
椿はどれでも椿と思っていますから。
実家のお墓には、大正初期に植えた椿の大木があります
2月頃は落花がすごいですよ。
椿は生け花に使う時、花にお塩を振り掛けると落花しないですよね。
植えてある木でも通用するのですかね。

投稿: ロッキーママ | 2009/03/31 16:17

木偏に春で思い出したことが。
椿は「木春」、横は「木黄」、鐘で「金童」、誘で「言秀」等々。
パソ通時代、こんなハンドルネームが流行ったことがあったのです。

うつむた白い侘助は好きな花の一つですが、元々は爪楊枝をくわえているようなこの胡蝶侘助のことを指したのですか。侘助とは木枯らし紋次郎のことだったとは・・・。
とっとと・・・木枯らし紋次郎なんてポージィさんは知らないかも。
紋次郎は忘れてくらはいな(^_^;)
乙女椿は和菓子のように見えました。美味しそうと(^ー,^)
・・・いつも情緒がなくてシミマセヌ

投稿: あまもり | 2009/03/31 16:28

◆鎌ちゃん、ありがとうございます ♪

「侘助はこれこれこんな風情の椿のこと」と思っていた私も、
実はもっと奥が深かったんだ、と知ってショックでした。
こんな細かいこと覚えられないんですもの。
でもま、どの侘助も日本人の琴線に触れる形は共通かもしれませんね。

乙女椿はよくぞこの名前にしました、という姿ですね。
鎌ちゃんのお宅のは枯れてしまったのですか。残念でしたね。
この↑写真を撮った乙女椿は、今日見に行ったところ、満開を通り越して
茶色く変色し、昔乙女になってしまったのがいっぱいになっていました(笑)

美しいままぽったり花を落とす椿にも、美しいまま風に舞って
散っていく桜にも、潔い美を感じますね。
本当に、これらの花たちのように美しく散っていけたらと
願わずにいられません。


◆はるちゃん、ありがとうございます ♪

こんんちは(^^)
はるちゃんちにも椿があるのね。
記念樹がお庭ですくすく育っているって、なんか嬉しいね。
普通の、というと藪椿なのかな~ 
藪椿もありふれているけど、その普通さ素朴さが結構好きheart
でも、品種が五万とある椿の品種の同定はなかなか難しいね。


◆fairy ringさん、ありがとうございます ♪

リンク先、ご覧くださってありがとうございます。お疲れ様でした~
私は読む端から頭を通り過ぎて行ってしまいました(^^;)

白い椿と赤いヤブツバキ、お好きですか。白は清楚ですね。
なかなか傷んでいない綺麗なのに出会えないのが難ですが。
赤いヤブツバキの深みある色合いと素朴さは、私も結構好きです。

しか~し!椿の品種も恐ろしいほどたくさんありますね。
今日ここに挙げたていどで、それ以外はもちろん!「まとめて椿」を
信条としております~(笑)


◆横浜のおーちゃん、ありがとうございます ♪

リンク先をご覧くださってありがとうございます。
分かりやすくまとめてあって、私もふむふむなるほど、と思いながら
読んだのですが、悲しいかなもうすっかり頭から抜け落ちてしまいました。
椿も品種がありすぎて、私もたいていは種類が何と見分けるのは
諦めています。今回小さな小さな椿に出会って、珍しく調べてみる気が
起きましたが、今後は「まとめて椿」に戻ります(^^;)


◆ロッキーママさん、ありがとうございます ♪

ロッキーママさんでも椿は椿でいらっしゃいますか?
私も通常は椿は椿、まとめて椿派です。
今回、この小さな小さな椿の花に出会ったことで珍しく調べてみる
気になりました。

ご実家のお墓には、…なんと樹齢100年にもなる椿がおありなのですね。
お墓の鎮守のようです。
落花のすごさ、想像付きますよ。すぐ近所のお宅にも、電柱と同じくらいの
高さに育った大きな椿があるのですが、落花が道を赤と茶に染めています。

>花にお塩を振り掛けると落花しないですよね

まぁ、そうなんですか!? いえこれは初めて知りました。
花そのものにバラバラと振り塩するのでしょうか。
機会があったら試してみたいですが、アレンジでは使いませんね…
木の枝で咲いているものではどうなんでしょう。
お庭に椿がおありでしたら、ぜひお試しになって結果を教えてください。


◆あまもりさん、ありがとうございます ♪

へ~ ヘンとつくりを分けてハンドルネームにするのが
流行ったことがあるんですか?面白いですね。
う~ん、私の名前はうまく分けられないなぁ、残念。

侘助とひとことで言ってもいろんな侘助があるようですね。
でも、江戸時代には侘助といえば胡蝶侘助のことだったとか…
私はもうちょっと大きい開ききらずに咲くタイプのものの方が
好みですけれど、あれはどういう侘助になるのやら??

胡蝶侘助を「爪楊枝をくわえているような」と例えられたあまもりさん、
楽しいなぁ~ あら、木枯らし紋次郎知ってますとも。
時代劇大好きだった父が、毎回欠かさず見てましたよん。ついでに私も。

乙女椿の和菓子も、仰るとおりですよ。和菓子職人の技が冴えた
一品になりそうですよね。丹念に花びら1枚1枚を浮かび上がらせていく
職人さんの姿が目に浮かびました~
 

投稿: ポージィ | 2009/03/31 18:03

ポージィさん、こんばんは。秀吉の朝鮮出兵の折に、詫助という侍が持ち帰ったことから、ワビスケと呼ぶようになったと電子辞書に書いてありました。花が小ぶりなのですね。私は見たことがありません。自宅にも一本去年の末ごろから咲き始めてついこの間終わった椿があります。多分藪椿だとおもいます。地面に落ちてばら撒かれた花びらのほうが賑やかな感じがしました。それほど、次々と落ちました。真ん中のオトメツバキも見たことがありません。非常に輪郭がしっかりしていますね。確かに、花びらが作る陰影が大きな魅力だと思います。椿が木へんに春だとは気が付きませんでした。(三歩歩けば皆忘れる鶏同然の頭となりました)

投稿: polo181 | 2009/03/31 21:19

◆polo181さん、ありがとうございます ♪

こんばんは。
うちの電子辞書にも同じことが書かれていました。
私が『これが侘助』と思っていたものも花は小ぶりですが、
この胡蝶侘助はさらに小ぶりで花の直径が2cmくらいでした。
そんな小さな椿はこれまで見たことがなかったので調べてみたら、
江戸中期に一般的だった侘助がこれだということでした。

お庭にも藪椿がおありなのですね。次々と好く咲き続けますね。
地面に落ちた花のほうが鮮やかに感じられるというの、分かる気がします。
落ちた花にもこれほど風情がある花は、他にはあまりないのでは
ないでしょうか。

乙女椿はしっかりした造形が、まるで人工物のようですが、
これが自然に出来上がった形なのですからすごいですね。
陰影の魅力にご賛同いただけて嬉しいです~。
鶏同然の頭だなんて、何を仰います(^^)
鳥の名前は私よりずっとずっとよくご存知ですのに。
私は鳥でも花でも、せっかく教わっても次の瞬間に忘れていることが
しょっちゅうです。トホホ

投稿: ポージィ | 2009/03/31 21:42

藪椿は見分けられると思います。
ただ手の加わった藪椿もあるようで、そのあたりになると藪椿系にしちゃいます(笑)。

乙女椿は最初見たときは可愛いと思いましたが、今では…です。
どうも暑苦しく見えるときがあるんですよ。
この子には罪は無いと思いつつ、邪険にしてしまいます。
ごめんなさい~~(笑)。

ワビスケにも色々あるんですね。
紹介してくださったサイト読んでみましたが、途中で止めました。
ここまで深く関わりたくないと、拒否反応が起きてしまいました(笑)。
すぼまった椿は、ワビスケ系~~にします(笑)。

私は洋種の椿も含めて、椿は椿でいきます~~

投稿: goros | 2009/04/01 02:23

「キヘン」に「春」と書いて椿ですか?なるほどそうでした。
乙女椿、コチョウワビスケなど、いろいろ種類も多い
のですね。
日本人にぴったりの美しい花だとは思うのですが、唯一気になる
のは咲いたあとですね。他の花の場合、あまり気にならない
のですが、椿の場合、咲いたあとがちょっと気になります。
散り際を美しくとはいかないものなのでしょうか?

投稿: 茂彦 | 2009/04/01 10:10

◆悟郎さん、ありがとうございます ♪

白状します。わたくし、本当は藪椿もよく分かっていません!
手の加わった藪椿ですって…?もうだめですね。椿の同定は
一切放棄することにします~~。椿は椿♪

リンク先サイトも読んでくださって、お疲れさまでした。
悟郎さんが拒否反応を起こされたのよく分かりますよ。
私が自分の言葉でまとめずに、丸投げでリンクしたのも
同じような理由ですから(^^;)

乙女椿は、花としてよりもその造形の精巧さといった面に感嘆を覚えます。
好みの花かというと、残念ながら私も違いますねぇ。
でも、小振りの花や開ききらないうちの姿は可愛いと思います。
好みは一重の侘助「系」(胡蝶侘助にあらず)でーす(笑)


◆茂彦さん、ありがとうございます ♪

春になってわんさか咲き誇る椿たちを見ていて、なるほど
「キヘンに春」だったなぁと改めて思い至りました(^^)
椿もごまんと品種のある木で、とても覚えきれるものでも
見分けられるものでもありませんね。今回は小さな侘助が珍しく
品種を調べてみる気になりましたが…。

花が美しいまま丸ごとぽとんと落ちるさまは潔く、落花も
風情があって好きなのですが、すぐに茶色く変色するのが
いけませんね。花が大きいだけに、地面がとても汚れてしまいます。
やはりソメイヨシノのように、美しいままバラバラになって
風に舞い散っていくのがいちばんかもしれません。
桜が好まれる理由の一つになっていますね。
 

投稿: ポージィ | 2009/04/01 13:55

オトメツバキ、柔らかいグラデーションが素敵です♪
コチョウワビスケは、小さな花なんですね。

相変わらずツバキは、良いものに縁がなく撮っていません。
悔しいので、ぐちゃっと落っこちた花の残骸を撮ってありますが、公開する機会があるかどうか・・・(笑)

投稿: noodls3 | 2009/04/01 15:11

◆noodls3さん、ありがとうございます ♪

乙女椿、ありがとうございます。
胡蝶侘助は小さいです。私がこれまで見た椿の中で
いちばん小さく、ゆえに興味を惹かれました。
正面から見た花の直径が2.5~3cm程度でしたから。

そうそう。椿はよい状態のものに出会えないことが多いですね。
乙女椿も、まだ木に付いたまま茶色くなっているものが
たくさんありました。淡い色はそうした傷みが目立ちますし。
ぐちゃっと落ちた状態のものを撮られたんですね。
落花も風情あるものはあるのですが…(^^;)

投稿: ポージィ | 2009/04/01 17:29

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