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2017/02/13

ニホンスイセン

神奈川の当地では、12月のうちから咲き始め、3月一杯くらいあちこちで咲く姿が
見られる 「ニホンスイセン」 は、あまたあるスイセンたちの中でも、
最もポピュラーで愛されていると言っていいかも♪ と思っています。
 
今年は、1月中旬に、近くの神社とお寺で咲いていたのを撮らせてもらいました。
       (virgo写真クリックでもう少し大きめ写真もご覧いただけますshine
 
 
 
          170111nihonsuisen1
 
 
 
 
 
 
    170111nihonsuisen3
 
          強風のせいでしょうか 葉も花茎も横倒しになっていても
                  凛とした美しさは変わることなく
 
 
 
 
          170111nihonsuisen6
 
 
 
                     神社の鳥居近くにて
 
 
 
 
 
 

 名前に 「ニホン」 と付いていますが、実は原産地は地中海沿岸辺り。
 一説では、そこから中央アジアを通って中国へと伝わり、中国南部から黒潮に
 乗って漂流し日本の海岸に到着したと考えられているそうです。
 日本では、九州から関東地方にかけての太平洋沿岸、対馬海流が影響する
 山陰・北陸地方の沿岸に点々と自生地があるそうです。
 三大自生地と言われるのが、伊豆の下田、淡路島、越前海岸ですね。
 
 ネット上の 「ニッポニカ」 の説明によりますと、
  「日本でのもっとも古い記録は九条良経(くじょうよしつね)が描いた色紙で、
   『万葉集』をはじめ平安時代の文学や漢和辞書にスイセンは登場せず、
   平安末期に渡来したとみられる。 文献では室町時代の漢和辞書
   『下学集(かがくしゅう)』(1444)に、漢名・水仙華、和名・雪中華と出るのが
   最初である。」
 と書かれていました。
 
 いやはや、なんと壮大な旅をしてきたのでしょう。 陸路だけでなく海路の旅まで
 経てやってきて、以来愛され続けているのですね。
 
 
 
 
 
 
 
          170111nihonsuisen9
 
             お寺の駐車場にて  位置の関係上 逆光で
 
 
 
 
 
 
          170111nihonsuisen11
 
 
 
 
 
 
          170111nihonsuisen12
 
 
 
 
 
 
ギリシャ神話では自分の姿に恋こがれ水中に身を投げた青年「ナルキッソス」の
化身とされ、また越前海岸では、仲の良かった兄弟が自分を巡って果し合いを
したことを嘆いて海に身を投げた娘の化身が、美しい花となって流れ着いた、
という伝説があるそうです。 
 
逆光で光が透けて輝く 「ニホンスイセン」 は、悲しい物語の儚さにも通じるように
感じます。

また、俯いて咲く愛らしく美しい姿も、こうした物語に繋がったのかもしれませんね。
越前の伝説は、海流に乗って漂着したことも表していそうです。
 
 
 

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コメント

ポージィさん
おはようございます
やはり、スイセンと言えば、このニホンスイセンですね
スゴク豪華なラッパスイセンもありますが
この上品な美しい姿を見せてくれるニホンスイセンが好きです
奥の深いお話を聞かせていただきました
また、悲しい物語と逆光で透けて輝くスイセンを結び付けとは、さすが! です

投稿: フクジイ | 2017/02/13 09:25

おはようございます!

スイセンのなかでは この二ホンスイセンがピカイチですよね~
シンプルな佇まいに上品な香り!
伊豆の爪木崎に 群生を見に行ったことがあります。越前のスイセンは 福井にいらしたお方にたくさん送っていただいたことがあります。ぶんもその香りを一緒に楽しんだことが懐かしいです。あと淡路島は知らなかったです。海岸線に寒さのなか健気に咲いている様子には 勇気をもらえますね。

投稿: pole pole | 2017/02/13 10:58

ニホンスイセンの原産地が地中海沿岸とは思いがけないことです。平安末期ですか。
あちこちに元気に自生し、梅とともに香りを漂わせて春近いことを感じさせてくれます。
スイセンも種類が多いですが、やっぱり一番は最初に咲いてくれるニホンスイセンでしょうね。
伊豆の爪木崎のは見に行きましたが、海を背景にしたその群生はなかなかのものでした。

いろいろ知らなかった水仙のお話、興味深いです。

投稿: tona | 2017/02/13 11:05

おはようございます。

子供の頃にこのスイセンの切手を見て、すっかり魅了されてしまった・・・
こちらでも12月に咲き出しますが・・・
今は雪の下でペッチャンコweep でも不思議と春にはシャキーン!!heart04
ニホンスイセンにも壮大なドラマがあるんですね~。
新潟の近くでは越前海岸が有名ですが
冬の花なので中々見に行く機会がありません。

投稿: 雪ん子 | 2017/02/13 11:27

「こんにちは」
日本水仙はシンプル、自然に感受、幸せ。
花を透かす光、心に自燈明として授かる。
「ありがとうございます」。

投稿: アットマン | 2017/02/13 13:24

 へ~~・ですね
こんにちは~

 そうでしたかスイセンさん・・。
みんな驚きで~す。
 地中海・イスタンブール?絹の道?中国・・そして海からも・・♪
 我が家にはどうやってきたのかな~?私が・・(笑)。

 人の往来もその昔から・・・!!
スゴイものですね~
最後の写真、この写し方・ん~・いいですナ~。
  ヒロ・・でした。 

投稿: ヒロ・・の日々(もんたの一年) | 2017/02/13 15:16

wave フクジイさん、ありがとうございます ♪
 
こんにちは
 
フクジイさんも、ニホンスイセンがいちばんとの思いでいラシャいますよね。
私もです。ほんとにたくさんの種類があって、仰るようにに豪華なものも。
でも清楚さと可愛さをもつニホンスイセンは不動です~ ^^

遠くギリシャでも日本でも、この花にまつわる悲劇的な話が伝わるのは
偶然でしょうか。逆光の姿を見ていたら悲しげに見えてしまったのでした。
 
 
wave pole poleさん、ありがとうございます ♪
 
こんにちは
 
ニホンスイセンの魅力は、後から生み出された園芸品種たちに
全く引けをとりませんね。ピカイチです~(*^^*)
まぁ pole poleさんは爪木崎のスイセンは直接、越前のスイセンは
送られたものをご覧になっていらっしゃるのですね。
私は3大自生地のどれも直接見たことなく、写真でのみです。
淡路島のも群生が素晴らしいようですよ。
海岸沿いは風も強く、越前は雪も。厳しい環境ですよね。
そんな環境のなか、海を背景に美しく強く群れ咲く姿をいつの日か
直に見てみたいものです。仰るように勇気をもらえそうです。
 
 
wave tonaさん、ありがとうございます ♪
 
こんにちは
 
長い長い距離と時を経て、壮大な旅をしてきたのですね。
そうなんです、はっきりとわかるのは平安末期とのことで、
勝手に想像していたよりは新しい時代でした。それでもうんと前ですが。
おかげで、現在では町のそこかしこで咲く姿を見られるのですね。
tonaさんは爪木崎の群生を見にいらっしゃれて、良かったですね。
海を背景の群生は、スイセンの来し方に思いを馳せ悠久の思いに
浸れそうです confident
 
 
wave 雪ん子さん、ありがとうございます ♪
  
こんにちは
 
お子さん時代にご覧になった切手のスイセンに魅了されたのが最初、
って良いですね♪ 私は気付いたら毎年身近に咲いていて
いつの間にか好きになっていたという感じです。
咲き始めは同じころなのですね。その後雪の下でペッチャンコ!
それでも雪が消えればちゃんと立ち上がるのですか。可憐だけれど強い…
「雪中花」は本当なんですねぇ。
そういうお話や、日本に来るまでの壮大な旅、花にまつわる物語などを
思いながら、できれば自生地で群れ咲く様子を見てみたい。
たくさんある夢の一つです(^。^)
 
 
wave アットマンさん、ありがとうございます ♪
 
こんにちは
 
そうですね。シンプルで美しく可憐なニホンスイセンという花を
見せてくれる自然に感謝です。普通に町のあちこちで見られるのは
とても幸せだなと思います。
逆光に透ける光をそのように感じてくださいましたか。嬉しいです。
こちらこそありがとうございます。
 
 
wave ヒロ・・の日々(もんたの一年)さん、ありがとうございます ♪
 
こんにちは~
 
ニホンスイセン という名前ですものね。
こんなに壮大な旅をしてきたものとは驚きです。
うふふ ヒロさんのお庭には、魅力に惹かれたヒロさんが~
そうして魅せられた人たちの手によって、あちこちに植えられて、
今では町のあちこちで見ることができて、本当にありがたいことです。
 
遠く陸地を旅してきたのは、人の往来人の手によってですから、
人類の旅もすごいことですよね!
 
ラストはスポットライトが当たっている花を見つけ、見下ろして撮りました。
ありがとうございます~
 

投稿: ポージィ | 2017/02/13 15:51

こんばんは。
スイセンもいろいろありますが、やはり日本水仙が一番ですね。
下だのも見ましたが、近くのものも十分楽しめます。
平安末期の渡来でしたか。すっかり日本人好みの花になりました。

投稿: 横浜のおーちゃん | 2017/02/13 18:48

wave 横浜のおーちゃん、ありがとうございます ♪
 
こんばんは
 
そうなんですよね。たくさん色々あるスイセン、もちろんどれもみな
素適なんですが、ニホンスイセンへの思いがいちばん強いのです~
そういう方が多いというのも面白いですね。愛されています、ニホンスイセン。
おーちゃんは下田のもご覧になったのでしたっけ。
私はご近所で楽しむのがほとんどですが、長く広く愛されているおかげで
こうしてあちこちで見ることができるのが、とても嬉しいです。
 

投稿: ポージィ | 2017/02/13 20:46

ポージィさんお晩です(。・ω・。)ノ

水仙って、学生の頃に一度は描かされた花だと思いますが。いかがでしょうか。
勿論私も描きました。出来栄えはご想像通りです(涙)。
記憶というものはアテになりませんね。
こんな花だったかしら。特に最後の写真。ちょっと面白いです。口を大きく開けて、地面に「わ~~~っ」ってしてるみたい。
角度を変えると表情も変わるって、本当なんですね。

投稿: コヨコヨ | 2017/02/13 22:31

wave コヨコヨさん、ありがとうございます ♪
 
おはようさんです~ (^^)/
 
えっ 一度は描かされた絵 ですか?
スイセンは絵のモチーフになること多いとは思いますが、学生時代に…
うんにゃ、私は逆に一度もありませんでした。
思いがけないところで世代間ギャップ噴出かしら (≧∇≦)
コヨコヨさんの感性で描かれたスイセン、どんな絵だったのでしょ。
拝見したいですよ。デフォルメとかアレンジとかされたのかしら~
うふふ 地面に「わ~~~っ」の写真、上から見下ろしたらこんな姿でした。
なるほどぉ、そう見えますね。花冠もけっこう反り返ってますし。
でも「おえぇぇぇ~~」に見えなくてよかったわぁ ( ´艸`)プププ
違う角度から見ると新しい発見があって面白いですね♪
 

投稿: ポージィ | 2017/02/14 08:51

何だか勝手にね、二ホンズイセンは日本産で
ナルキッソスのスイセンは 西洋スイセンなのだと思っていました (;;;´Д`)ゝ
 
地球的な歴史から見ると 平安末期は最近のことなのでしょうが
人間の歴史から言うと 昔々のこと、
日本産でも許してもらえないかなぁ、なんてね、思ったりします( ´艸`)プププ
 
こんなに可憐な花なのに
随分と遠い旅をして来たのですね。
どこかで間違っていたら ニホンズイセンと言う名前の花はなかったかもしれない、
なんて その偶然にロマンを感じたりしています。
 
下3枚の 陽に透けるスイセンたちが
とっても この花をよく表しているようで素敵だなと思います shine

投稿: 花mame | 2017/02/14 17:51

ポージィさん♪
ご無沙汰してます(*^-^)
今日はバレンタインですねhappy01
我が家はみーんな渡す人がいないので
自分たちのために。。。happy02
娘たちがチョコケーキを作ってくれてますheart04

水仙。。。いい香りのお花ですよね。
歴史や伝説。。。水仙という名前もですが
水に関係が深いお花なんですね。
勉強になりましたφ(・ω・ )メモメモ
ありがとうございますhappy02

投稿: adamas | 2017/02/14 18:17

wave 花mameさん、ありがとうございます ♪
 
ですよね。私もてっきり日本ならではの花と思ってましたから
遡ればこんなにも遠くから旅してきたと知ったときは、びっくりでした。
平安末期に日本にたどり着いたとして900余年? もっと前だとしたら1000年?
ほんと私たち人間からしたら長い年月。だからこその「日本水仙」の名でしょうか。
よくぞたどり着いてくれましたよね。浪漫ですゎ(*^^*)
そしてずーっと愛され続けてきて、今こうして海から離れた町の
そこかしこでも楽しませてもらえることにもつくづく感謝の思いです。
下3枚の光透ける様子の写真、その様にご覧いただけて嬉しいです ( ^ω^ )
 
 
wave adamasさん、ありがとうございます ♪
 
こんばんは~ (^^)/
ハ~イ、バレンタインデーですね。
お嬢さんたちお手製のチョコケーキを皆さんで delicious restaurant cafe
いいですわぁ。楽しみですね heart04
私も今日はケーキミックスにプラスαでブラウニー焼いてみましたが、
何時に帰るやら??なので、自分だけ先に食べちゃいました~ 笑
 
はい、ニホンスイセンは香りも素適なお花ですね。
「水仙(スイセン)」は中国での呼び名を音読みしたのだそうで、
中国で水仙と名前が付いたのは、水辺の仙人にたとえられたのかもですね。
水辺と関係深いとのことで、川のほとりや海を背景に群れ咲く様子も
いつか見てみたいなぁと思っています(^^)
 

投稿: ポージィ | 2017/02/14 20:31

おはようございます。
日本水仙、いかにも日本育ちのような花ですが、ルーツは遠い地中海とは…・知りませんでした。
野鳥と違って、植物は、人の生活に大きくかかわってるため、長い年月をかけて渡って来るんですね。
そして、落ち着いた先で根を張って、またそこの人と関わる。
壮大なロマンを感じてしまいます。

投稿: ソングバード | 2017/02/15 07:03

wave ソングバードさん、ありがとうございます ♪
 
こんにちは
 
和の花 というイメージが強いですよね。
こんなにはるばる旅をしてやってきた花だったとは。
陸地はおそらく人の手から手へ、海路は塩水の荒波にもまれながら。
ほんとうに壮大なロマンを感じます。

しかし水仙は食べられる植物でもない訳ですから、人から人へと
伝わったのは、人間がその美しさと香りに魅せられたから。
争いの絶えない人間ですが、感性って共通しているものなのね、とも思います。
人間同士ももっと認め合えるといいですね。
って、ちょっと話が大きくなってしまいました(^^;)
 

投稿: ポージィ | 2017/02/15 09:57

ポージィさん こんばんは

逆光の水仙、美しいですね~

私は逆光で撮そうとすると決まって真っ黒になります。;;

水仙の群生しているところ一度訪れてみたいと思いながら、
まだ果たせておりません。

ニホンスイセン、はるか地中海からいらしたのですか~
まさに遠路はるばる・・・ですね。

投稿: グレン | 2017/02/15 20:28

wave グレンさん、ありがとうございます ♪
 
こんばんは
 
逆光で見るスイセンは、儚げな雰囲気も加わってとても美しいですね。
あ、逆光で写すときは露出を結構上げます(プラス補正)。
そうすると背景が白飛びしてしまうこともありますが、
写したいものは明るくなりますよ。
 
スイセンの群生地は、私もいつの日か一度見てみたいと
夢見ているひとつです。
海岸沿いで海を背景に、来し方の壮大な旅に思いを馳せながら… confident wink
 

投稿: ポージィ | 2017/02/15 21:15

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