水温む
「水温む」 … みずぬるむ と読みますね。
「春になって、水にあたたかさが感じられる」ことを表す慣用句で、
春の季語だそうです。
不思議なもので、春めいてくると水辺に本当にあたたかさが感じられるように
なります。日差しの強さや光り具合など、微妙な変化を捉える感覚が
そう感じさせているのですね、きっと。
県立茅ヶ崎里山公園の一角に作られた、小さな和の記念ガーデン(日本語で庭園と
呼んでほしかったな…)の中にしつらえられた、水を満々と湛えた井戸(手水?)の
水も、温んで見えました。
(写真クリックでもう少し大きめ写真もご覧いただけます
)
そして、また新たな黄色の春も蕾をほころばせ始めていました。
「サンシュユ(山茱萸)」:ミズキ科・ミズキ属 別名「春黄金花」「秋珊瑚」
(2/21 撮影 右はトリミングしてあります)
3/7、別の公園で、すでに満開のサンシュユも見てきました。その様子はまたいずれ。
「トサミズキ(土佐水木)」
:マンサク科・トサミズキ属
名前にミズキと付きますが、ミズキ科では
ないのですね。
葉っぱはミズキ科のものとよく似ています。
【おまけ】
たまには立っているクックも♪
最近、抱っこバックの中のクック
ばかりでしたから
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コメント
梅の花弁が散った井戸が水温む感じを出していますね。
雨上がりの今朝は暖かでした。クックも元気に歩けますね。
トサミズキも咲き始めましたか。
この時期は黄色い花が多くて、近くではアブラチャンを見ました。
投稿: 横浜のおーちゃん | 2009/03/10 11:09
こういう表現,季節を大事にする日本人らしくて好きです.似たような表現で「風光る」なんてのもありますね.変わったのでは「山笑う」とかも.
「水温む」季節がもう少し進んで夏の季語になると「お湯ゆだる」に変わります.秋の季語では「お湯,湯気る」となって,冬の季語で「いい湯だな」となります.
投稿: LiLA管理人 | 2009/03/10 12:40
和の記念ガーデン、そんな言い方もあるんだぁ。
日本庭園と名付けるには規模が小さかったのでしょうか。
水に浮かんでいる花びらは桜?
黄色や緑っぽい花を咲かす木々って意外と多いですよね。
仕事場のマンションの入り口にある相変わらずしょぼいクロモジも可愛い蕾をいっぱいつけ始めました。
クックたん、踏ん張ってポーズとってますね。かわいい!
投稿: あまもり | 2009/03/10 13:38
ポージィさん こんにちは
ご無沙汰しております
はっきりしない天気が続いていますが、今日は晴れ!!
晴れれば気温も上がってまさに「水温む」ですね~
昼休みの外出の時、コートを脱いでも平気でしたよ
美しい日本語を上手に使える大人になりたいなぁと思っていましたが、
語彙不足、理解力不足で大人になっても
ちっとも美しい言葉を使えません;;
ポージィさんのブログの題名はとっても情緒があるわ~
投稿: glenn | 2009/03/10 13:42
トサミズキまで、ほころび始めましたか!
サンシュユは、週末に出逢いがありました♪
春めいてきましたね。
今朝は、ダウンジャケットを脱いで、歩きました!
投稿: noodles3 | 2009/03/10 13:54
「水温む」・・・・もう一歩、一句詠んでいただきたかったですね。
毎日、俳句の季語選択に苦心しています。
同じ季語を続けるのも芸がありませんしね。
サンシュユ、皆さんに紹介していただいて、やっとそれだとわかるようになりました。
先日、花屋さんで初めて実物を見て、これだと分かって、嬉しかったですよ。
トサミズキは、名前は聞いたことがありますが、実物を見たことがありません。
投稿: 鎌ちゃん | 2009/03/10 14:13
ポージィさん、こんにちは。「水温む」がこの季節にぴったりの言葉です。花びらが水面に浮かんでいることから明らかに季節がわかります。昔は温水がなかったのだし、ガスの節約のためにもなるので、真冬でも手と顔は水で洗います。それを習慣づけております。昨今は、水道水が温んできたのがはっきりとわかります。ようやく、クック君も袋から外に出たのですね。
投稿: polo181 | 2009/03/10 15:34
「水温む」
冬の間、冷たかった水も、春の柔らかな日差しに温もってくる。
周りが春らしくなれば、人に心も温もる。
そう感じさせるのですね。
春をほんわか表すまさにぴったしの季語ですね。
「水温む メダカ一匹 顔を出し」
何年も手入れしないで放ってらかしの庭の小さな池、冬越し出来ず少しづつ数を減らしていったメダカ。今日の暖かい日差しに誘われてか、覗いたらたった一匹だけ顔を覗かせました。餌もないのに生きてたのですね。
急に愛おしくなりました。よくぞ頑張ったと褒めてやりました。
また、「お友達をつれてきてあげるからね」
と言いました。解ったのか下に下りていきました。
投稿: 夢閑人(ricky) | 2009/03/10 15:41
トサミズキがもう咲いているのですか?
早いな~。
今日は、暖かくて水温むがピッタリですね。
クックちゃんの立ち姿、初めて見たかも。
投稿: ロッキーママ | 2009/03/10 15:56
ほんとに水温むという形容がぴったりになってきましたね~
って 明日からまた寒くなるとか・・・
サンシュユ 満開でしたか~
今年は早いですね。
そしてトサミズキまで咲き出しましたか~~
マンサク科でなくナンサク科になっていますよ~~!
クックたんも立ち姿になったのですね~
ポージィ さんのこと一生懸命に見ていますね。
投稿: fairy ring | 2009/03/10 18:07
◆横浜のおーちゃん、ありがとうございます ♪
この、青空と梅の木を映しこんで梅の花びらを浮かべている井戸を見て
感じたとおりをおーちゃんにも感じていただけて嬉しいです。
今日は暖かくなりましたね。夕方から雨が降ったのが残念でしたが。
クックは念入りににおいを嗅ぎ嗅ぎ歩いていました(^^)
トサミズキはこのときちょうど咲き始めでした。あれから2週間余。
もうだいぶ咲き進んだでしょうね。
ほんと春は黄色の花が多いですね。アブラチャンも咲き始めていましたか。
会ったことのない花なので、またおーちゃんに見せていただくのを
楽しみにしています。
◆LiLA管理人さん、ありがとうございます ♪
水温む 山笑う 風光る 風薫る …etc. 四季を愛でる文化の
日本ならではの表現が素適ですよね。山笑うなんて楽しくもありますし。
山が笑うのを目にしたら、私もぜったい一緒になって笑うと思います。
そして季節が動けば水の温度も変化し。ウハハ LiLAさん流季語、
上手いもんですねぇ。あら、でも、春以外はみんなお湯なんですね。
どことなく温泉への郷愁の念が感じられるような…(^^)
◆あまもりさん、ありがとうございます ♪
実を言えば、ガーデンというと洋風の花畑や庭を思い描いて、
庭園というと今度はカチッと整えられた広い庭を思い描く、
というのが本音です。自分のイメージにいちばん近いのは和風の庭、かな。
水に浮かぶ花びらは梅なんですよ。この井戸のすぐ脇に植えられていて、
咲き終わった花びらがこぼれ落ちて風流でした~
春先は黄色の花が特に多いですよね。緑がかった花も。
あ、例のクロモジも蕾がいっぱいになったんですね!可愛いだろうなー
そのうちに咲き始めますね(^^)
クックは最近立つときはしっかり踏ん張らないとすぐよろける
ようです。でもその踏ん張って立つ姿が、赤ちゃんが踏ん張って
いる姿と重なってなんかいとおしいです。
◆glennさん、ありがとうございます ♪
こんにちは(^^)
色々と大変でいらっしゃるのに来てくださって、嬉しいです。
今日は晴れて暖かくなりましたね。吹く風も暖かく、まさに水温むの
感でした。こちらは夕方から雨が降ったのがちょっと残念でしたが。
風の冷たい日でも、日差しさえあれば以前とは随分ぬくもりが違いますね。
改めて日本語を見てみると、美しい言葉がたくさんありますね。
私も知らない言葉だらけ。間違えて覚えているものもありますし、
日常使っている言葉は随分いい加減なものです(^^;)
でも、ブログに記事を書くことで辞書をよく引くようになりましたから、
それが少しでも勉強につながってくれるといいなと思っています。
記事の題名に情緒を感じてくださるのですか?嬉しいです~
でもプレッシャーでもあります。なぁんにも浮かばないことも
しばしばで、これでけっこう頭悩ませています(笑)
◆noodles3さん、ありがとうございます ♪
トサミズキ、2週間余前の時点で咲き始めていました。
今頃もうだいぶ咲き進んでいるでしょうね。
週末にサンシュユに会われたんですね。もう満開でしたか?
今日は暖かかったです。このまま暖かさが続くと身軽に
なれるんですけど、まだもう少しの間、寒い日もあるでしょうね。
◆鎌ちゃん、ありがとうございます ♪
次に俳句が思い浮かぶのは、また30年後ですよ~きっと。
あら、もうこの世にいないかしら?
俳句は季語の決まりごとがありますから、それが苦労ですね。
鎌ちゃんの目下の愛読書は歳時記でいらっしゃるかも…?
サンシュユの花をネット上で覚えられ、本物にもお会いになれたのですね。
やはり実際の物を見ると見ないでは印象の深さも違います。
私は花が終わると見向きもしなくなってしまう悪い癖を返上して、
今年は夏のサンシュユの姿も見てみなくてはと思っています。
他にもマンサクやロウバイなど、花の時期しか分からないものが
たくさんあるのです(^^;)
次はトサミズキの実物にお会いになれるといいですね。
こちらも花屋さんにあるかもしれませんよ。
◆polo181さん、ありがとうございます ♪
こんにちは。
晴れて気温が上がる日には「水温む」が実感できますね。
水面に浮かぶ花びらにも季節を感じてくださって嬉しいです。
梅の花びらなんですよ。その梅の木も映りみ、なかなかいい雰囲気でした。
poloさんは手と顔を洗われるときは、真冬でも冷水をお使いなのですね。
キーンと冷たかった水が温んできたのをお感じになりますか。
確かに、今日のような日には水で手を洗ってもさほど冷たいと
かんじませんね。でも私はすぐに温水を使ってしまいます(^^;)
◆夢閑人さん、ありがとうございます ♪
春の暖かな日差しに水も温もり、同じように人の心も
温もってきますね。暖かくなると、知らず知らず緊張していた
肩や背中の辺りや心も、柔らかくほどけてくるような気がします。
水温むは、日本らしいいい言葉の一つですね。
「水温む メダカ一匹 顔を出し」
わぁ、すてき。情景がぱっと目に浮かびました。
可愛らしいメダカちゃん、よくぞ、冬の寒さを乗り切りましたね。
頑張って生き抜いたメダカと思うと愛しさもつのりますね。
また新しい友達を迎えて、元気いっぱいたくさんの子孫を残すことでしょう。
◆ロッキーママさん、ありがとうございます ♪
約2週間余前の姿なんですよ。ロッキーママさんのご近所では
もう少し先になるのでしょうか。
日当たりのいい場所に植えられていましたから、今頃もうだいぶ
咲き進んでいるかもしれません。今日は散歩中、近くの造園屋さんの
ストック場の奥のほうにも、トサミズキと思われる柔らかな黄色が
見えました。
今日は暖かでしたね、吹く風も冷たさが感じられなくて。
夜には冷たい北風に変わるということですが。
クックの立ち姿、ロッキーママさんが来て下さるようになってから、
初めてでした?本当に抱っこバッグの中のクックばかり
アップしていたんですね(^^;ゞ
投稿: ポージィ | 2009/03/10 18:10
◆fairy ringさん、ありがとうございます ♪
今日は暖かでしたね。風も冷たさがなく、こんな日は
ことばどおり水も温んだことでしょう。
はい、2月下旬ここで咲き始めだったサンシュユ、粉お前の週末に、
別の場所では満開でした。
トサミズキもだいぶ咲き進んでいるでしょうね。早いです。
ありゃ、ほんとだ。ナンサク科になってますね(^^;)
こそっと直しておきます。ありがとうございます~~
クックは毎日外を歩いているのですが、スリングから出たところを
写すのがなぜかとっても久しぶりでした。
『何してんの?』って様子でこっちを気にしていましたね。
立ち上がってクックの方へ歩き始めたとたん安心したのか
よそを向いていました(笑)
投稿: ポージィ | 2009/03/10 18:16
今日はまさに「水温む」一日でしたね。
ちょこっとだけ遠回りしましたが、みなさん上着片手に歩いていました。
でも明日はまた冬に逆戻りだとか。
事務作業に集中しなくてはいけないので、今週は天気が悪いほうがいいんですけどね。
誘惑の無い分、集中できますので(笑)。
サンシュユ、こちらでも満開になっています。
トサミズキにヒュウガミズキも、ちらほら咲き出しています。
黄色い春たちの攻勢、まだまだ続きますね~~
投稿: goro’s | 2009/03/11 02:34
◆悟郎さん、ありがとうございます ♪
昨日の夜には、もぷだいぶ風が冷たくなっていましたね。
心も温む春は昨日一日。今日は冬に戻りました。
今のところ日差しもありませんし… 明日以降も悟郎さんを誘惑する
春の陽気は攻勢には出ないようです。金土は雨がち。
事務作業への専念もそう難しくなさそうですよ。
頑張ってくださいね~(^^)
サンシュユはやはり満開になっていますか。咲き始めから満開まで
だいたい2週間といったところなんですね。ソメイヨシノは1週間。
倍かけての満開ですね。
トサミズキにはなんとか会えましたが…ヒュウガミズキにも会いたいなぁ。
好きなんですよ。悟郎さんはどちらかというとトサミズキのほうが
お好きなんでしたね。これらに続いて、レンギョウやヤマブキも
続きますね♪
投稿: ポージィ | 2009/03/11 10:01