みにくいスイセンの子
ご近所の畑の生垣沿いに、今年もしばらく前から黄色のスイセンたちが綺麗に
咲き揃いました。道路より少し高い位置にあるので、道を歩きながら花顔もよく見え、
毎年楽しみに待っている花たちの一つです。
今年の咲き始めはこんな感じでした。(咲き始めは2月半ば)
(写真クリックで大きめ写真もご覧いただけます)
ところで、昨年の11月頃だったでしょうか。この黄色のスイセンの植えられている
すぐ傍の道路の真ん中に、一つの球根が転がっていました。
少し出ている芽を見て、すぐ傍にも植えられていることだし、これもスイセンだろうと
推測できる球根。でもその芽の脇が、一部えぐられたように欠けていました。
何者かに掘り出され、そのとき傷ついたのでしょうか。さらに運ばれる途中
転がり落ちて気付かれないままだったのでしょうか?
そのままにしておいたら枯れてしまうだけなので、拾って帰って空いていた鉢に
植えておきました。えぐられ欠けた部分がどう影響するかと心配しましたが、
ちゃんと葉が伸びてきました。
そして…見てください、美しい花が咲きました
傷は大きな影響を与えることなくすんだのです。私は、鉢に植えた後は水を与えて
いただけ。美しい花を咲かせたのは、球根が蓄えていた生命と栄養分なのですね。
アンデルセン童話「みにくいアヒルの子」に倣って
「みにくいスイセンの子」と題してみました。醜くはありませんでしたけれど。
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コメント
ご無沙汰してしまい、例によってまとめて拝見しています。横着者のわがままをお許しください。
「ツグミ可愛や」。「口をつぐむ」から名前が付いたとは面白いですね。初めて知りました。
えさをまけば我が家の庭にも鳥たち来てくれるかな、早速やってみたいと思います。
「水温む」(ぬるむ)
サンシュ、どんな花なのかなと思って、インターネットで調べてみました。ひとつひとつの花が面白い形していますね。私も見たことがあるような気がします。
「みにくいスイセンの子」
転がっていた球根でも、ちゃんと花が咲くのですね。感激しました。ポージィさんのやさしいネーミングにも感激です。
投稿: 茂彦 | 2009/03/11 10:18
ポージィさんは、やはり優しいわ。
捨てられ、朽ちようとしている小さな生命を慈しみ、
見事によみがえらせ、花咲かせましたね。
そのうち、綺麗な娘さんがドアをトントンとたたいて、訪れるかも知れませんよ。
「日本昔ばなし」に出てきそうな・・・・。
「水仙の恩返し」です。
投稿: 鎌ちゃん | 2009/03/11 11:02
わが家のラッパスイセンも開き始めました。
黄色のスイセンは、強いですよね。
花が終わり葉が黄色くなるまでの間に、肥料をたくさん上げて下さいね。
球根が太り、来年は花がたくさん咲きますよ。
投稿: ロッキーママ | 2009/03/11 12:26
良かったですね!
そして、ひとつ良い事をされました。
でも、植物の生命力って意外に強いですよね。
我家の折られた紫陽花も、えらい元気です。
投稿: noodles3 | 2009/03/11 12:59
傷つき転がっていた球根がこんなにも綺麗な花を咲かすとは。
そのまま見過ごせば朽ち果てる運命の球根だったに違いないですね。
咲いた時は嬉しかったでしょう。やった~\(^o^)/と。
この咲き姿も「ゲンキハツラツ~」そのもの。
上段の花たちとなんら遜色ない咲きっぷり。植物の逞しさを見る思いがする。
実は私にもよく似た経験が・・・
コンビニの前に落ちていたオリヅルランのランナーを拾ってきて鉢に植えたことがあります。数年前のこと。仕事場で育てているハイビスカスの隣で今も元気です。
大きな顔して、いや大きく手を広げて威張っています。
オリヅルランは水仙以上に育てやすいですね。
ほっといても沢山できるランナーに毎年手を焼いています(^_^;)
投稿: あまもり | 2009/03/11 15:54
◆茂彦さん、ありがとうございます ♪
そんな、わがままだなんてとんでもないです。感謝しています(^^)
ツグミの名前の由来、私も面白いと思いました。でも結構鳴き声を
聞いている方もいらっしゃって、名前と実態には少しずれがある
かもしれませんね。
餌でおびき寄せ作戦、茂彦さんもやってごらんになります?
どの鳥が見つけるか楽しみですね。
サンシュユがちゃんと咲いた様子、ネット検索で見てくださったのですね。
一つ一つはとても小さな花ですが、それがいくつかまとまって
小さな固まりをつくっています。満開になると木全体が黄色く
霞んでなかなか素適。きっとご覧になったことおありだと思います。
傷ついて転がっていたので大丈夫かなと心配しましたが、
素晴らしい生命力で綺麗な花を咲かせてくれました。
嬉しかったです~
◆鎌ちゃん、ありがとうございます ♪
可哀想と思ったのも事実ですが、心の隅ではスイセンの球根get!と
喜んでもいたんだと思いますよ(^^;)
私がしたのは鉢の土に植えてやったことだけ。よみがえって咲いたのは
ひとえにこのスイセン自身の持っていた力なのですよ。
でも嬉しかったです。
綺麗な娘さんがドアをトントン…
きゃ!そんなことになったらどうしましょ。勧誘の人と
うまく見分けられるかしら。
◆ロッキーママさん、ありがとうございます ♪
お庭でラッパスイセンが咲き始めましたか(^^)
ちょっと早めでしょうか。昔、中学へ入学したとき、ラッパスイセンと
チューリップが咲き乱れていた光景がクッキリと記憶に残っていて、
ラッパスイセンは4月頃のものという思いが強いのです。
白いスイセンより黄色のスイセンのほうが強いのですか?
ならば、この拾いスイセン、来年もまた咲いてくれるかしら♪
あ、ちゃんと肥料をあげて養生してやらなくちゃいけませんね。
アドバイスをありがとうございます
◆noodles3さん、ありがとうございます ♪
嬉しかったです~ あのとき拾ってよかったと、
心底思うことが出来ました(^^)
あっさり枯れてしまう植物もあるかと思えば、
素晴らしい生命力と粘り強さを見せてくれるものもありますね。
おぉ、noodlesさんのあの紫陽花もそんなに元気ですか。
心から心配し、折った相手に抗議してくれたnoodlesさんに
エネルギーを貰ったのかもしれませんね。それとも恩返しかな。
◆あまもりさん、ありがとうございます ♪
結構大きくえぐれていたのでダメかなとも思ったのですけど、
見事に咲いてくれて嬉しかったです(^^)
ほんと元気ハツラツ~ 傷ついていた面影まるでありませんものね。
あまもりさんもオリヅルランを救ったご経験がおありなんですね。
今も元気ハツラツで。ハイビスカスと共に、すっかり職場の顔ですね。
良かったですね~ それこそあまもりさんが拾わなかったら
しなびてからからのゴミと化してしまっていたことでしょう。
セピアちゃんといい、オリヅルランといい、あまもりさんに
救われましたね。強い運を持った子達とも言えるかもしれませんね。
スイセンは、野生で毎年群れ咲いているものもいるのに、
わが家では滅多に咲かないんですよ… 来年から咲くかどうか、これが問題です。
投稿: ポージィ | 2009/03/11 17:38
そのまま 放置されていたらからからに干乾びてしまったかもしれませんよね~
それがみごとな花を咲かせてくれたなんて 嬉しい限りですね。
これからも大切にしてあげてくださいね。
それにしてもすぐに咲くとはびっくりです。
スイセンって植え替えを嫌うし なかなか花が咲かないという声も聴こえてきますので。
おみごとです~~
もしかしたら 傷ついていたのが かえってよかったのかもしれませんね。
生命の危機を感じて花を咲かせたとか・・・
投稿: fairy ring | 2009/03/11 18:33
見捨てらていたのに、ポージィさんに救われたおかげで美しく咲くことができました。
多少の傷もなんのそのけなげでたくましい水仙ですね。
投稿: 横浜のおーちゃん | 2009/03/11 19:58
◆fairy ringさん、ありがとうございます ♪
ですよね。拾わなかったら干からびていたか車に轢かれて
つぶれてしまったかしていたでしょうね。
あらま!スイセンは植え替えを嫌うのですか?
それなのに、一旦丸裸になったあと、無造作に全く環境の違う土に
植えられたのが咲いたのは奇跡的だったのでしょうか。
fairy ringさん仰るように傷が咲く力を強めたのか…
私は、鉢に植えた後は本当に水遣りしかしなかったんですよ。
わぁ~ なんだかいっそう嬉しくなりました(^^)
うちのスイセンたちはどれもなかなか花が咲かないのですが、
花つきが良くなるようにカリ分の多い肥料を与えるなどして
やらなくちゃいけませんね。
◆横浜のおーちゃん、ありがとうございます ♪
どういういきさつで傷ついて転がっていたのか分かりませんが、
たまたま通りかかって拾ってくることができて良かったです。
葉の1枚の先端がちょっと傷んでいただけで(落下したときに
すでに芽が出ていた分)、他は傷の影響は全くありませんでした。
見事な生命力ですね。嬉しかったです(^^)
投稿: ポージィ | 2009/03/11 21:24
ポージィさん、こんばんは。傷ついて、しかも打ち捨てられていた球根の命を救いましたね。素晴しいお話です。私も似たような経験があります。八ヶ岳山荘のベランダの割れ目に顔を出してきた唐松(落葉しなかったので、アカマツかもしれませんが)を、自宅の庭で世話をして一冬は室内で育てて、今は植木鉢に植え替えて、山荘の庭に置いてあります。
さて、その後どうなったかは、近々わかります。
助けられた水仙は、球根を増やして来年は賑やかになるでしょうね。
投稿: polo181 | 2009/03/11 22:17
お~っと、大胆なタイトルだし、記事の流れからいったらどんなみにくいスイセンを見せられるのかと思いきや、なんと美人の、もとい、ハンサムなスイセンくんでしたね。
そうでしたよね、みにくいアヒルの子は、美しい白鳥になったのでした。
ポージィさんの思惑に、まんまと嵌められてしまいました~~(笑)。
ポージィ家の庭に、新しい住人がやってきたんですね。
きれいに咲きましたね。
行き倒れていた怪我人を優しく介抱してくれたお礼に、元気になった姿を見てもらおうと精一杯頑張ったんでしょうね~~
投稿: goro’s | 2009/03/12 01:34
おお~~。
なんて感動的なんでしょうか。
ラッパの部分が小ぶりな
かわいらしい水仙ですね。
投稿: koko | 2009/03/12 09:21
◆polo181さん、ありがとうございます ♪
こんにちは。
いったいどういういきさつがあって転がっていたのやら。
どうしようかな…と迷ったのですが、拾ってきてよかったです(^^)
poloさんも、ベランダの割れ目という、生長していけない場所に
芽を出してしまったマツを救ってお世話されてきたのですね。
近いうちに八ヶ岳へいらっしゃるご予定ですか?
山荘のお庭で元気に待っていてくれるといいですね。
私が助けたスイセンは、来年はどうなるでしょうか…
どうもうちの庭のスイセンたちは葉ばかりで花が咲かない傾向が。
今年限りの花で、来年からは観葉水仙になっちゃうかもしれません(^^;)
◆悟郎さん、ありがとうございます ♪
んふふ タイトルにナルキッソス君の生まれ変わりとは思えない
醜い子が登場するものと身構えられちゃいました?
成長して美しい白鳥になった、かの物語と重ね合わせてみました。
ちょっと無理があったかもしれませんけれど(^^ゞ
きれいな花が咲いてくれて、私が得しちゃいましたよ。
裸でアスファルトに転がっていた境遇から、土の中に戻れたことを
そんなに喜んでくれたなんて嬉しい限りです。
咲き終わったら、庭のどこへ押し込んであげましょうかね。難問♪
◆kokoさん、ありがとうございます ♪
こんなふうに、事がうまく回ったときは嬉しいものですね(^^)
ご近所の畑の脇でたくさん群れ咲いている黄色のスイセンと
同じ種類のものでした。日本スイセンの白い花びら部分を
黄色くしたような感じでカワユイです~
花後、庭のどこかに押し込んでやるつもりですが、適応してくれるかな…
投稿: ポージィ | 2009/03/12 10:16