がんばれ次郎坊
昨日ご紹介した「ムラサキケマン」のお仲間、「ジロボウエンゴサク」に、初めて会う
ことができました。これまでにも何度か行ったことのある隣市の泉の森でのこと。
ちょうどこの花の咲く季節に行くのは初めてだったのです。
木漏れ日の差す明るい林床にムラサキケマンやニリンソウ、ヤマブキソウと一緒に
咲いていました。 (写真クリックでもう少し大きめ写真もご覧いただけます
)
< いずれも 4/11撮影 >
「ムラサキケマン」と比べると、「ジロボウエンゴサク」の方が色は薄く花付きもまばら、
葉は丸みを帯び、全体に優しい印象ですね
「ジロボウエンゴサク」 なんともユニークな名前。これは伊勢地方の方言名から
きているのだそうですよ。
後ろ側に突き出た距を持つ花同士、距をを引っ掛けて引っ張り合いをして遊んだそうで、
そんな花のうちスミレを太郎坊、ジロボウエンゴサクを次郎坊と呼んだことに
由来するのだそうです。その次郎坊が正式名として残ったのですね。
エンゴサクは延胡索と書き、この仲間の中国名とのことで、他にヤマエンゴサク、
ミチノクエンゴサクなどがあるようです。
今現在、うちの近所の道端で「ジロボウエンゴサク」を見ることはありませんし、
スミレも滅多に見かけません。引っ張り合いの遊びに使われ、次郎坊・太郎坊などと
親しみを込めて呼ばれたということは、かってはどちらも身近にいくらでもあった
植物なのでしょうね。
昨日ご紹介した「ムラサキケマン」はちょこちょこ見ることができます。
「ジロボウエンゴサク」にも頑張ってもらって、もっとあちこちで出会えるようになると
いいのにな。 がんばれ次郎坊!
「ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)」:ケシ科・キケマン属
実は私の義伯父の名前も次郎。病の後遺症と戦う日々を送っていますので、
その次郎伯父にもエールを送りたいと思います。
がんばれ次郎坊!! (わぁ~ 失礼なって怒られそうっ )
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コメント
ジロボウエンゴサク 登場ですね。
ムラサキケマンとはちょっと違った佇まいですよね。
花の下の苞の形が違っていたと思いましたが・・・
ネーミングがなんとも言えずにかわいいですよね~
他のエンゴサクにも逢いたいですよね~~
ヤマブキソウもう咲いているようですね。
投稿: fairy ring | 2009/04/15 10:15
昨日の記事にコメントを書きかけて,送信ボタンを押す直前に思いとどまったのですが,またまたムラサキケマンなので....
「紫毛マン! 次郎坊!!」
わあ,もっと失礼だった.
投稿: LiLA管理人 | 2009/04/15 13:30
次郎坊に会いたいのですが、会えないですね。
探しているのですが。
今年はムラサキさんが繁殖しているので、隠れているのかな。
名前は意外と安易な付け方なんですね。
投稿: ロッキーママ | 2009/04/15 16:48
出ましたね!
どこにいても、同じ顔ですね(当たり前か・・・)。
僕の父は、辛いリハビリを捨て、片足が不自由になってしまいました。
次郎さんの回復を祈ります。
投稿: noodles3 | 2009/04/15 17:09
◆fairy ringさん、ありがとうございます ♪
はい、初めての出会いが叶いましたよ~
ムラサキケマンより全体的に柔らかな雰囲気ですね。
じろぼう っていう名前の響きも可愛いです(^^)
苞の形、ヤマエンゴサクはぎざぎざだけれどジロボウエンゴサクは
ぎざぎざがないと書かれているのを読みました。ムラサキケマンにも
苞があるんですか?花の下の葉?…ぎざぎざでした(今庭のを確認)。
同じ同じ場所で、ヤマブキソウとも初対面を果たしてきました~
◆LiLA管理人さん、ありがとうございます ♪
あら、昨日のムラサキケマンにもコメントを下さろうと?
思いとどまった、っていったい何て書かれたんでしょう~
ブッ!「紫毛マン 次郎坊!」ですか?
も~~ 頭を紫に染めた伯父を想像してしまったではありませんか。
実際は、絶対にそんなことはしそうにない、伯父ですヨ
わ~知~らないっと!(笑)
◆ロッキーママさん、ありがとうございます ♪
ロッキーママさんも次郎坊との出会いを心待ちにしていらっしゃるのですね。
私も、今回この公園の林床で見るまでは、一度も見たことが
ありませんでした。ムラサキケマンより生育環境の適応範囲が
狭いんでしょうか。
ムラサキケマンに紛れ込んでいるだけなら、そのうちひょっこり
会える可能性も大いにありますね。
名前はエンゴサクの部分がメインなんですね。他のエンゴサクと比べて
ひとつだけずい分可愛い名前が付いたものです(^^)
◆noodles3さん、ありがとうございます ♪
とうに花が咲き終わったあとのアップの予定でしたが(笑)、
頑張ってムラサキケマンに続けました。
はい、同じ顔同じ風情ですね。
noodlesさんのお父様も大変な思いをされたのですね。
次郎伯父への温かいお言葉ありがとうございます。
かなりの高齢なのでなかなか難しいと思いますが、
気持ちは少しでも持ち続けてもらいたいなぁと思っています。
投稿: ポージィ | 2009/04/15 17:36
我が家の近所でもムラサキケマンはいあっぱいありますが、ジロボウエンゴサクは見ません。
この森だけですね。
ムラサキケマンに比べると環境的な条件が厳しいのでしょうか。
シロヤブケマン、今年は撮っていないのですが・・昨年のはこちらです。http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/c5/6c456856800b0ab3d67695a284559acc.jpg
投稿: 横浜のおーちゃん | 2009/04/15 19:27
◆横浜のおーちゃん、ありがとうございます ♪
おーちゃんも泉の森以外ではジロボウエンゴサクをご覧になったことが
ないのですね。やっぱりムラサキケマンよりずっと生息場所が
限られるようですね。おーちゃん仰るように、ジロボウエンゴサクに
とっては環境条件が厳しいのかもしれませんね。
シロヤブケマンのお写真へのリンクをありがとうございます!
おーちゃんのブログ内検索でも改めて拝見してきました。
私ったら、昨年見せていただいたのを綺麗さっぱり忘れていましたね。
申し訳ありません。コメントまでしておきながら…
ほんと、忘れっぽくてお恥ずかしい限りです。
スミレの有茎種・無茎種についてもすっかり忘れていました
投稿: ポージィ | 2009/04/15 21:24
ほんとのことを言うと、贔屓しているムラサキケマンより、ジロボウエンゴサクのほうがずっと好きです(笑)。
昨年初めて出会って、繊細な風情のジロボウくんの大ファンになってしまいました。
3枚目の写真なんて、軽やかさがあって、溜まりません~~♪
そうそう、スミレと並び称されていたということは、昔はもっと身近なところに咲いてた花なんでしょうね。
次郎坊くんには、是非とも頑張って欲しいですね。
及ばずながら、伯父さんのリハビリ生活にもエールを送ります~~
投稿: goros | 2009/04/16 00:41
◆悟郎さん、ありがとうございます ♪
>ほんとのことを言うと、贔屓しているムラサキケマンより、
ジロボウエンゴサクのほうがずっと好きです(笑)。
あぁ~ ムラサキケマンさん、悟郎さん、こんなこと仰ってますよ~
なんちゃって、今回初めてジロボウエンゴサクに会って、
実は私もおんなじ様なこと思いました。ムラサキケマンのことは
慈しみを感じていますが、ジロボウエンゴサクには惚れたといいますか(笑)
仰るように、繊細な風情、軽やかさの魅力がたまりませんね。
ぜひとも数を増やしてもっとたくさん見られるようになってほしいです。
次郎伯父への温かいエールもありがとうございます(^^)
投稿: ポージィ | 2009/04/16 09:36
始めて見ました。
ムラサキケマンの仲間とは言え、違いますね。
ところで、前の空き地の草むらで、次郎坊によく似たものを見つけました。
でも良く見ると花の形も違うし、葉も違う。
さて、なんでしょう。
花色は、薄いブルー。葉はムラサキケマンに似ています。
アップしますので、見て教えてください。
投稿: 夢閑人(ricky) | 2009/04/16 17:32
◆夢閑人さん、ありがとうございます ♪
ご覧になるの初めてでしたか。リキちゃんとの散歩コースの林にも
ないのですね。やっぱり次郎坊と呼ばれた頃よりずっと珍しい植物に
なってしまっているようですね。
私は写真でしか知らなかったここ何年か、ムラサキケマンと
見分けが付かないかと思っていましたが、今回はっきり違うとわかりました。
夢閑人さんがご覧になったジロボウエンゴサクに似て非なるお花、
なんでしょうね。はたして私に分かりますかどうか…ドキドキ
投稿: ポージィ | 2009/04/16 18:02