« 花の都公園 -チューリップ編- | トップページ | 新緑きらめく候 »

2009/05/15

セリバヒエンソウ love

今年の4月は、とても嬉しいことがありました。
隣市の公園、「ふれあいの森」で「セリバヒエンソウ」に会うことができたのです。
淡い紫の花が咲く「セリバヒエンソウ」、ご存知でしょうか。
『あぁ、あのやたら増える帰化植物ね!』と思う方もいらっしゃるかも。
 
私のこの花との最初の出会いは、3年か4年前、とある駐車場の片隅にひっそりと
咲いているものとでした。その色合いと花の風情にひとめぼれし、絶え間なく吹く風の
中を必死で粘って、やっとのことでボケボケ写真を撮ってきたのでした。
ところが次にその場所を通ったときには除草剤であえなく消滅。翌年またひっそりと
生えてきたものの、すぐに除草剤で消滅。その翌年はもう出てはきませんでした。
 
昨年、ふれあいの森の隣の泉の森で再会を果たしたときには本当に嬉しかった…
写真はやっぱり失敗で残せませんでしたけれど。
そして今年、また会えたのです。それも今まででいちばんたくさん。
写真も、初めてまぁまぁのが撮れました。こんな感じです。
     (写真クリックでもう少し大きめ写真もご覧いただけます
 
 090411_35 090411_33
 
 090411_34 090411_36
          < 「セリバヒエンソウ」 いずれも4/11撮影 >
 
いかがでしょうか。皆さんにとってはお好きなタイプですか?それとも…
 
「セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)」:キンポウゲ科・デルフィニウム属  1年草
                     中国原産で、明治時代に渡来し帰化。
 
    日本で唯一野生化したデルフィニウム属だそうですよ。
    名前は、芹の葉に似た飛燕草(燕が飛んでいるような形の花)の意味です。
    ちなみに、切花でもお馴染みの「ラークスパー」の和名を「ヒエンソウ(飛燕草)」
    といいます。属名のデルフィニウムというのは蕾の形がイルカに似ていること
    からきているそうです。 
    ツバメに見えたりイルカに見えたり、この花には動きが感じられるということ
    ですね、きっと。
 
    この場所のものは、草丈20~25cmくらいでした。花の大きさは直径2cmほど。
    放射状に広がった5枚の花弁に見えるものは萼片だそうです。
    萼片と花弁が協力し合って?花を形づくっているもの、キンポウゲ科には多い
    ですね。花の構造は複雑でどこがどうなっているのやらよく分かりません。
 
    でもまぁ、私にとって細かいことは本当はどうでもよく、ただ「好き」それが
    すべてだったりします。
 

| |

« 花の都公園 -チューリップ編- | トップページ | 新緑きらめく候 »

コメント

私の大好きな色をしている花ですね~。
この繊細な姿がまたなんとも言えません。
いいな~こんなお花が身近に咲いてたら・・・
道端に咲く花は、
花が咲くまでただの雑草。
花好きにとっては花の美しさがわかっているだけ、
ひやひやして見守るしかありません。
ずいぶん前のことですが、
雑草でありながら花の美しさで難をのがれた花を見たことがあります。
まわりの草は刈られてしまったのにそれだけ残っていました。
何の花かは忘れましたが

ポージィさんの記事はしっかりと読ませていただいています。
もちろん、デイキャンプのも。
お茶漬けパスタに興味津々です。
早速作ってみなくっちゃ!

投稿: koko | 2009/05/15 12:37

良かったですね!
この花の浮遊観がうまく捉えられています。

僕が例年アップするものは、鎌倉の某寺のもので、せいぜい1〜2本しか咲かず、やはり凄く撮影に難儀しています。

ところが、先週会社近所のお馴染みの公園内で、ちょっとした群生を発見・・・

まあ、来年からはもっとまともな写真が撮れるかも知れません。。

投稿: noodles3 | 2009/05/15 13:13

「セリバヒエンソウ」・・・・
『あぁ、あのやたら増える帰化植物ね!』なのですか?
私は、初めて見ました。
『ツバメに見えたりイルカに見えたり』・・・・
ワ~~いいですね!!
本当だ、燕が飛んでいますね。
イルカが泳いでいますね。
楽しそうですね。出会いたいです!!
写真撮りたいです!!

投稿: 鎌ちゃん | 2009/05/15 14:48

セリバヒエンソウ 勿論知っていますよ~!
毎年 何となく撮っています~~今年も!
アップしたこともあります。

帰化植物ですが 和風テーストも持ち合わせた不思議な花ですね。
蕾は スナメリの様で面白いです~~!

ポージィ さんが 嬉しくってたくさんお写真を撮っていらっしゃる姿を想像してしまいました~~

今は果実ができていますよ~~

投稿: fairy ring | 2009/05/15 17:07

◆kokoさん、ありがとうございます ♪

この色、大好きでいらっしゃるんですね!(^^)
あ、kokoさんのお宅のミヤコワスレともおんなじ~?
ね、繊細さもいいでしょう。
切花の、スプレー咲きのデルフィニウムが結構好きなんですけど、
野草であの花の雰囲気を見ることになるとは思ってもいなくて、
道端で一輪見つけた最初の出会いのときは一瞬で虜になった感じです。
残念ながら、現在うちの近くでは1本たりとも見られませんが。

あぁ、花の可愛さ、素適さゆえに草刈隊の手を逃れて残されるってこと
たまーにありますね。そんなときは残した草刈隊員さんに拍手を
送りたくなります。もうそんなの久しくみてないなぁ…

アハ ディ・キャンプのも見て下さってましたか(^^;ゞ
お茶漬けパスタ、試してみてくださいね。野菜サラダでも
加えれば、栄養バランス的にもOK 


◆noodles3さん、ありがとうございます ♪

はい、ありがとうございます。嬉しかったです~~(^^)
浮遊感出てます?これまた嬉しいお言葉です。
でもほんと撮りにくいですね。このときも、多数の没写真が…
noodlesさんも難儀して撮られたんですね。
アップされていたのは鎌倉のお寺のものですか。
全然増えないんですね。ネット検索していて、増える、
という
記述を見かけたのですけど、そぉかぁ~?と思ってしまいます。
でも、会社近所の公園で群生発見ですか。それは楽しみですね!


◆鎌ちゃん、ありがとうございます ♪

鎌ちゃん、初めてでいらっしゃいましたか。
ネット検索して見ていると、増えるという記述を見かけたんですよ。
大規模な群生があったというのも。私の感覚では、そんなに
増えないんじゃないの?なんですけれど。
環境条件によっては増えるのかもしれません。
こんな優しい花、増えても構わないようにも思いますけれどね(^^)
細い茎にふわっと花が咲いて揺れているので、生きているように
感じられるんですね。ツバメやイルカの姿、お見えになりましたか(笑)
鎌ちゃんもいつかどこかでお会いになれますように。
そのときは、スーッと飛んでいってしまう前に捉えて撮ってくださいね。
 

投稿: ポージィ | 2009/05/15 17:26

◆fairy ringさん、ありがとうございます ♪

fairy ringさんはもちろん知っていらっしゃいましたよね(^^)
そうそう。仰るように和ティストも感じられる花。
草丈も茎葉の感じもどこか優しげで、見たら好きになる人も
多いのではないかしらと思います。
蕾をスナメリに例えられたのにぷっと吹き出しました。
でもほんとそんな感じもします。可愛いです♪

嬉々として写真撮っている姿、見えちゃいましたか?
まさしくです。も、エヘラエヘラ・ニタニタしながら撮っていたに
違いありません。自分では気付いていませんでしたけどね(^^)
 
もう果実ができてますか。種ほしいなぁ~ でもうちのジトッとして
夏暑く冬寒い庭では育たないかしら…

投稿: ポージィ | 2009/05/15 17:31

この子は見た事がないです。たぶん。
かわいい~!
デルフィニウムのお仲間ですか。
でも感じがぜんぜん違いますね。
この子の方がずっと可憐でかわいいです。

投稿: ロッキーママ | 2009/05/15 17:49

◆ロッキーママさん、ありがとうございます ♪

未見でいらっしゃいましたか。実際に見ても可愛いんですよ~
ロッキーママさんもきっとファンになられると思います(^^)
ジャイアント系の、まるでジギタリスみたいな花穂のデルフィニウムだと
感じがかなり違ってきますが、スプレータイプのベラドンナなどの
デルフィニウムなら、共通点が見られますね。
デルフィニウムもスプレータイプの方が好きです~

投稿: ポージィ | 2009/05/15 18:02

ポージィさん、こんばんは。セリバヒエンソウは、一時植物の勉強をしている時に近所のおじさんの花壇で見せてもらいました。覚えやすい名前ですよね。葉っぱが芹に似ていて、燕が飛ぶような形の花と言う意味でしょうからね。
除草剤で何度も何度も命を絶やされる話は悲しいです。2年も続けば、当然絶えてしまいます。
この花を見ていると仰るとおり動きを感じます。ヒエンソウと名付けるだけあって、よくよく見ると燕に見えてきます。
ポージィさんは、か弱い可憐な姿が好きなのですね。色がまた、とても薄い紫、とても上品な感じがします。

投稿: polo181 | 2009/05/15 20:00

◆polo181さん、ありがとうございます ♪

こんばんは。
あぁ、poloさんはご存知だったのですね。なんとご近所の方の
花壇で咲いていましたか。花の名前の由来は、仰るとおりだと
思います。覚えやすい名前ですよね(^^)
やはり動きを感じられますか。見ていると、なるほどスイーッと
飛ぶ燕の姿に見えてくるのが楽しいです。
 
うちの近辺では、この2~3年の間に除草剤の使用がものすごく
増えたのを感じるのです。ちょっと草たちが伸びてきたかなと思うと
すぐに枯れ草色です。そんなにまで神経質にならなくてもいいのにと
思うほど頻繁なんですよ。あの不自然な枯れ草色を見るたび
私も悲しい気持ちになります。

ご推察どおり、私は改良された園芸植物の豪華な花よりも、
可憐な花のほうにより惹かれます。道端の小さな小さな花も
野草の花もすきなのが結構あるんですよ。色も淡い色や白が好きです(^^)

投稿: ポージィ | 2009/05/15 21:55

よかったですね、セリバヒセンソウとの逢瀬を楽しめて(笑)。

私も最初見たとき、この造形には感嘆でした。
なんと完成された形をしているんだと、そう思いました。
色合いもシックで大人っぽい雰囲気だし、てっきり日本の野草だとばかり思っていましたら、帰化植物で、デルフィニウムの仲間だだとわかり、またまたビックリ!(笑)

増えますよ、セリバヒエンソウは。
ほんとに、「やたら」増えます(笑)。
マイフィールドにはいくつか群生地がありますが、確実に増えていますよ~~

投稿: goros | 2009/05/16 00:38

私がセリバヒエンソウを知ったのは3年前のふれあいの森でした。
その後、泉の森のあたりにはたくさん咲いていたり、ほかの場所でも見かけるようになりました。
姿と色合いがいいですよね。

投稿: 横浜のおーちゃん | 2009/05/16 09:36

この前、ほんの近くで見つけ、気に入った
「セリバヒエンソウ」
名前がわからず、教えてもらった。
色もいいし、花の形も面白い。
早速庭に仲間入りしている。
来年は咲いてくれるでしょう。

投稿: 夢閑人 | 2009/05/17 11:12

好きです!
この緑バックもいいですねぇ!
いわれも大切な気がしますが、ファーストインプレッションが大切ですね。」

投稿: ふくやぎ | 2009/05/17 22:48

◆悟郎さん、ありがとうございます ♪

お返事が大変遅くなってごめんなさい。

おかげさまで、セリバヒエンソウと会えました。
悟郎さんの仰るとおりで、まさに逢瀬を楽しんだ、という感じです。
つかの間でしたけれど楽しい時間でした。
見事な姿形に色合い風情ですよね。しっかり和のイメージまで
持っていますし、こういう雰囲気が好きな身としては、これはもう
ファンにならずにいられません。

おや、悟郎さんのご覧になっている場所では「やたら」増える
んですね(^^;)よほど環境が合っていて競争相手もいない
のでしょうか。でも、できればみんなに愛されてほしいです。


◆横浜のおーちゃん、ありがとうございます ♪

お返事が大変遅くなり、申し訳ありません。

おーちゃんの、この花との初めての出会いは「泉の森」での
ことでいらしたのですね。私が出かける周期が間遠なせいか、
泉の森・ふれあいの森で数を増やしているような印象はなかった
のですが、実は増えつつあるのですね。
この花の色と姿は、愛さずにいられないという感じです(^^)


◆夢閑人さん、ありがとうございます ♪

お返事が大変遅くなり申し訳ありません。

はい、セリバヒエンソウは、今年は夢閑人さんのお庭にも
さっそく仲間入りさせてもらったのでした。
この色合いと風情は、夢閑人さんのお好みにも
ぴったりですよね。
来年が楽しみです(^^)


◆ふくやぎさん、ありがとうございます ♪

おぉ、ふくやぎさんのお好みにも合いましたか(^^)
ファーストインプレッション、そうですね。
あれこれ言いますが、やっぱり第一印象は人の気持ちを
左右します。
よい印象をおとどけできたということかな。
セリバヒエンソウのファンがお一人増えて嬉しいです。
 

投稿: ポージィ | 2009/05/18 10:08

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: セリバヒエンソウ love:

« 花の都公園 -チューリップ編- | トップページ | 新緑きらめく候 »