森の春
前記事に続き、隣市の公園で見てきた過ぎ去った春の様子をご紹介させて
いただいています。
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4月24日、隣市の公園「泉の森」で、森の春たちを見てきました。
木漏れ日の注ぐ林床を彩っていた花たち。たまにしか行けないので、今回が
初めての出会いがいくつかありました。
(写真クリックでもう少し大きめ写真もご覧いただけます
)
「エビネ(海老根)」:ラン科・エビネ属
5~6株咲いていました。 初めまして!
節の多い根茎がエビの背に似ていることからの名だそうです
あまり寄れなかったのでトリミングしてみました
こちらは「キエビネ」かな?
森に咲いていたものではなく、たまたま1本頂いたもの
「エビネ」は東日本で、「キエビネ」は西日本で多く見られたそうですが
「エビネ」が西に進出するにつれ生粋の「キエビネ」は減少しつつ
あるそうです。森から持ち去られてしまったのもあるかもしれませんね。
「ヒトリシズカ(一人静)」:センリョウ科・センリョウ属
これまた初めまして!
白いのは雄しべの集まりで、その付け根の下側に葯があるそうです
「シャガ(射干、著莪)」:アヤメ科・アヤメ属
草丈も低くひそやかに美しく咲いていました
「ウラシマソウ(浦島草)」:サトイモ科・テンナンショウ属
初めまして!
少しくたびれた様子… 玉手箱を開けてしまって
おじいさんになった浦島太郎の釣り姿かもしれません
エビネ、ヒトリシズカ、シャガ、ウラシマソウ、どれも地味目だったり派手さはない
花たちですが、みなそれぞれ個の美しさを持っていますね。
今回はこれまでにします。
あともう1回、4月下旬の林床を彩っていたお花をアップさせていただきますね。
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コメント
おはようございます

今日も暑そうですが、ちょっと異常じゃないかしらね?
エビネは見かけますがなかなか撮り難い!
そんな所に咲いています。
浦島草はユニークですね。
最初、葉っぱに隠れていて見逃すところでした。
昭和記念公園にもあったのですよ。(アップせず)
なんだか意図(糸)があるようで見ていると楽しくなりますね。
先に何かつけてあげたくなります
投稿: 池田姫 | 2011/06/06 10:49
こんにちは。
今日は頭痛と体調不良で寝込んでいます。
明日は帰省の予定なのでどうなることやら。
失礼して、このまま寝させていただきますね。
投稿: 鎌ちゃん | 2011/06/06 12:09
昨日はムッとするような暑さでしたが 今日はからっとした暑さですね。
これからはもっともっと暑くなるんですね~~
これ以上暑くならないでほしいです。
エアコンも要らないくらいが丁度いいですものね。
春のお花 懐かしく拝見させていただきました。
今年は ヒトリシズカもウラシマソウも見ずしまいでした。
エビネは 我が家にたくさんあるのですが 山でのならともかく 鉢植えのは毎年 撮る気が起こらないのです。
自生のものが見られて嬉しいです。
どこへも出かける気が起こらなかったので こちらで森の様子を拝見させていただきました。
投稿: fairy ring | 2011/06/06 13:32
ずいぶん背の低いシャガですね。
もっと高くなってきますが。
野生のエビネは見なくなりましたね。
どうしても抜いてしまう人がいるのでしょうね。
残念な事です。
ウラシマソウも同じですね。
子供の頃はどこにでも見れた花なのに。
野に咲く花は野で見るのが一番綺麗なのですが。
投稿: ロッキーママ | 2011/06/06 13:53
◆池田姫さん、ありがとうございます ♪
こんにちは。

暑くなってますね~ つい先日の寒かった日とは何度差があるんでしょ。
でも、私はこれくらいがちょうどいいです。今私がいる部屋が、
気温26℃湿度58%くらいでときおりソヨ~と風が入って木間す
お昼ころ外を歩いたときは背中を汗が流れ落ちていましたが
エビネは通路からちょっと離れた日陰でした。毎年咲いているのかな。
ウラシマソウも実際に見るのは初めてでワクワクしました。
うふ、ちゃんと釣らせてあげたくなりますね
ほんとのところは何を釣ろうとしているんでしょうか。
◆鎌ちゃん、ありがとうございます ♪
こんにちは。
鎌ちゃん…お加減の悪いのに来てくださったのですね。
ご無理させてしまってすみません。
大丈夫でしょうか。梅雨時は体調崩す方も多いと聞きます。
先日は台風まで来てましたしね。さらにこの大きな気温差。
私も週に1度は頭痛で薬のんでいます。
鎌ちゃんの体調が早くよくなられますよう祈っています。
帰省のご予定、無理なさらないでくださいね。
◆fairy ringさん、ありがとうございます ♪
湿度によって感じる暑さがかなり違ってきますね。
今日のような感じは私にとって快適です。外を歩くと汗がでますけれど。
さらに暑くなると不快になってきますね。
子供のころは真夏でもせいぜい32℃くらいまでだったような気が
するのですけれど…
ご自宅でエビネを育てていらっしゃるのですね。せっかくたくさん
おありなのに、お撮りになる気にはなれませんか。
私が初めて出会ったエビネは、完全なる自生なのかわかりませんが、
たしかにこういう場所で見るのはとてもいい雰囲気でした。
ウラシマソウも、写真でしか見たことが無かったので会えて嬉しかったです。
◆ロッキーママさん、ありがとうございます ♪
このシャガはご指摘のように背が低かったです~
ぽつんと生えていたんですよ。漠然と、まだ若い株なのかなと思いながら
撮ってきました。その後、しっかり背が伸びているかもしれませんね。
このエビネを見たとき感動しました。感動だけで終わらないで
もって帰ってしまう人がいるのでしょうね。ウラシマソウもなんですか?
残念ですね。
野に咲く花は野で見るのがいちばん。同感です~
投稿: ポージィ | 2011/06/06 15:52
ポージィさん、こんにちは。6月6日に4月24日の出来事を記事にして掲載するそのおおらかさ、これがポージィさんの特徴ですね。間違いなく性格がおっとりしているのでしょうね。あくせくしないおおらかな人だとよく分かります。
さて、エビネとエビネランは別物ですか。エビネランは、実物はしらなくても名前だけは記憶にあります。
シャガ!これはもう、私の大好きな花ですから、、貴婦人を思わせる雰囲気を持っております。家内がねぇ、もう少しシャガに似ていればいいのになぁ。
投稿: polo181 | 2011/06/06 16:36
◆polo181さん、ありがとうございます ♪
こんにちは。ご帰宅されたのですね。早速のご訪問ありがとうございます。
こんなにアップするのが遅くなった理由…。どんなに遅くなって時季を外れても、
アップしていかないと近い将来ネタ切れになるというのが一つ、
せっかく書き起こした記事なので(書くのは5月上旬に終えていました)
没にするのは惜しいというのが一つ、そして時季がずれていてもいいや~
という思いが一つ。これが真相です。最後のはpoloさんご指摘の性格的な
ものでしょうね。のんびり屋であることは確かです(^^;)
エビネとエビネランは同じものだと思います。人によって呼び方が違うだけで。
日本自生の蘭の仲間で愛好家も多いそうですから、ご存知なのですね。
シャガはお好きな花でいらっしゃいましたか。えぇ、本当に。貴婦人を
思わせる花姿で美しいですね。あらまぁ、奥様はきっと素適な方に違いないと
思っておりますよ。ご謙遜ですね。
投稿: ポージィ | 2011/06/06 17:14
先日のマミフラワー展にご訪問しませんでm(__)mご盛況のようでおめでとうございました。
エビネランの自生はなかなかないそうで、愛好者もたくさん居られるようですね、
友人がお庭にあること育てていること、すごく自慢げでした(笑)
綺麗な鳥とのコラボが素晴らしくて、第一この様な鳥には巡り会えませんので、
とてもうらやましいです、やはり歩かないと発見も少なくいつも反省ばかり申し上げているようなのですが、
今度は11日にお出かけあるので頑張ります!
投稿: 玲 | 2011/06/06 19:16
◆玲さん、ありがとうございます ♪
マミ展は、いつもながら大勢の方で賑わったようです。ありがたいことです。
遠くですし色々と御用もおありなのですから、そのような
お気遣いはなさらないでくださいね。
エビネは日本産の蘭ということもあって、愛好家も多いのですね。
綺麗ですし分かりますが、反面、自生のものの減少は残念です。
お友達のお庭にはあるのですね。自慢なさってましたか。
よほど思い入れがおありなのですね(^^)
ワカケホンセイインコは南国チックで面白いですね。元々日本にいない鳥が
逃げ出して増えているそうで、その点がちょっと問題のようですが。
このときたまたま見ることができてラッキーでした。
私は今日、ものすごく久し振りに散歩をしてきました。
私こそ散歩すらしないで、体にもよくありませんし、ブログネタも
そこが見えてきていました。(毎日更新していたらとっくに旱魃です)
玲さんの11日のお出かけはどちらへでしょう。楽しい出会いが色々と
おありだといいですね(^^)
投稿: ポージィ | 2011/06/06 19:52
初めての花たちに出うことができてよい時期にお出でになりましたね。
3日目に行ってきましたが、花菖蒲が別にして林床にはほとんど花がありませんでした。
キツリフネがちらほら咲き始めているぐらいです。
おじいさんの浦島太郎の釣り姿は面白いですmね。
投稿: 横浜のおーちゃん | 2011/06/06 20:47
ポージィさん こんばんは
エビネはわが家にあります!(自慢していいのですか~~^^)
風呂場と塀の間の日の当たらない狭い場所ですが
毎年、沢山咲いてくれます
ウラシマソウ・・不気味です
マムシグサとは別物ですよね~?
近くの散策の森にどちらかわからないのですが
よく似たものが沢山生えてきています
薄暗いところなので怖くて・・
でも、ポージィさんの文を読んだら、
なんだかユーモラスな形にも見えてきました~
投稿: glenn | 2011/06/07 00:06
どれもひっそりと静かに、じみに咲いている花たち。
目立たないだけに、じっと見つめてしまう花たちですね。
喜びに溢れて散策されるポージィさんを想像してしまいました。
幸せなひと時にいやなことも忘れますね。
ヒトリシズカは花弁がなくて、花弁と思っていたのが雄蕊とは。雌蕊はないのでしょうか。
投稿: tona | 2011/06/07 08:37
◆横浜のおーちゃん、ありがとうございます ♪
エビネやウラシマソウに会えるとは思ってもいなかったので嬉しかったです。
6月に入ったこの時期は、ちょうど端境期なのですね。
それでもキツリフネが咲き始めていましたか。もう少ししたら、
次のステージの幕が上がっているのでしょうね。
ウラシマソウは初めて写真を見たとき名前と花姿のマッチが面白くて
見てみたかった花でした。浦島太郎はきっと玉手箱を開けておじいさんに
なってしまったあとも釣りをしただろうなという姿を想像させられました(笑)
◆glennさん、ありがとうございます ♪
おはようございます~
おぉ~ お庭に咲いているんですね、エビネたち!
自慢されていいのではないでしょか(^^)
その場所が、エビネたちにとってはとっても居心地のいい場所なのですね。
ウラシマソウはこの色形ですものね。綺麗~♪とは言って貰えそうにない花(^^;)
マムシグサは、ウラシマソウの釣り糸がないですね。
こうしたのが薄暗い中で咲いていたら、一瞬本物の蛇に見えるかも。
不気味で苦手という方も多いようです。
私は不気味とはあまり思わないのですが、綺麗とも思わなくて、面白い~です。
ウラシマソウを最初に知ったとき浦島太郎にちなんだ名前というのを
面白く感じたからかもです。初対面はおじいさん浦島太郎とでした~(笑)
投稿: ポージィ | 2011/06/07 08:56
◆tonaさん、ありがとうございます ♪
そうですね。目立たないけれど会えたらじっと見つめてしまいます。
あ、私の姿もお見通しでしたね(^^)
見つけたその瞬間は、ほかのことは頭からすっ飛んでいます。
ヒトリシズカはセンリョウなどと共に、原始的な花なのだそうです。
雄しべと雌しべだけからなる
雄しべが3本枝分かれしている根元のすぐ上のところに、雌しべがちょこんと
ついています。私の写真ではよく分からないので、画像を捜してみました。
http://nopanoniwa.jp/grass_plant/Chloranthaceae/hitorisizuka.htm
こちらの方の右のお写真だと結構よく分かると思います。
でもあまり結実はしないとか。
投稿: ポージィ | 2011/06/07 09:08
こんにちは。
エビネは私の母が好きで、よくエビネ展とかに一緒に行きました。
買うとけっこう高いんですよね。
私にはあまり良さがわからないですけど。
山野草ってなんだか見た目が繊細ですね。
投稿: てる | 2011/06/07 14:33
日本のしっとりとした林の中ですね.
シャガは登山途中でよく見かけました.
この黄エビネの花はとてもきれいですね.エビネは取って行く人がいるという話を聞きます.残念ですね.
テンナンショウは,キッチンに飾っておくとハエを取ってくれるらしいですよ (嘘)
投稿: LiLA管理人 | 2011/06/07 15:27
◆てるさん、ありがとうございます ♪
こんにちは。
エビネはお母さんがお好きな花ですか。展示会にも行かれたのね。
エビネの愛好家は多いみたい。日本の蘭だからっていうのもあるかもですね。
うふ 私も若いころはあんまり興味ない花でした。でも最近は
可愛い花たち以外にも好きなのがだんだん増えてきましたよ。
自分で育てたいとは思わないけれど。
そうですね、山野草って繊細なのが多いですね。育てるにも繊細なのが
多そうな気がします。
◆LiLA管理人さん、ありがとうございます ♪
公園の中なのですが、自然が生かされていていい雰囲気の場所です。
LiLA管理人さんは山歩きをなさっていたころ、シャガにも会われたんですね。
登山道脇に咲くシャガですか。いいですねぇ。
キエビネは私は初めて見ました。お庭のを切って持ってきてくださった
そうなのですが、地植えなのか鉢植えなのかも聞きそびれました。綺麗ですね。
山の中で見つけたらスポットライトを浴びたように見えるかもしれません。
好きな人が多いのはいいですけど、山のものをどんどん採ったあげく、
自生地はもうほとんどないというのですから悲しいですね。
現在お庭で育てている方のほとんどは園芸種なのでしょうけれど…
そうそう、テンナンショウはハエ取りに… って一瞬信じそうになりました。
でも、ウラシマソウの雌花は入り込んだハエが外へ出られず、知らず知らず
受粉を助けた後は中で死を待つだけなんだそうですね。オソロシや~
投稿: ポージィ | 2011/06/07 15:47
こんばんは。
泉の森、時々近くを車で通りますが、行ったことがありませんでした。こんなにいろいろな植物が見られるのですね~。今度ぜひこちらを目当てに出かけてみたいと思います。神奈川県もなかなか自然豊かですね♪ちょっと嬉しくなります。
投稿: Sanae | 2011/06/07 20:29
◆Sanaeさん、ありがとうございます ♪
こんばんは(^^)
泉の森ご存知なんですね。いこいの森・泉の森、クック(ワンコ)が
いたころはよく行きました。いいところですよ~私は好き♪
他にも神奈川県内の県立公園もいいところが色々あります。
このごろは全然行けていませんけれど。
ぜひいらしてみてくださいね。
自然がたくさん残されているところへ行くとほ~っと心和みます。
投稿: ポージィ | 2011/06/07 22:42
おお、いっきに出逢われたんですね。
それぞれのポージィさんの印象がもう少し知りたい気がします。
写真でお馴染みでも、実物を目の前にしたときって印象を新たにしませんか?
エビネは全国にマニアの方がいらして、様々な品種が生み出されていますね。
僕も大好きな花です。
投稿: noodles3 | 2011/06/09 19:10
◆noodles3さん、ありがとうございます ♪
エビネにヒトリシズカにウラシマソウ。それに次記事のホウチャクソウ。
初めて実際に見ることができました。ほんと一気に。
でも、これらのことは散々写真で見てきて、大きさもわかったいたからか、
写真と実物との違いの意外性といったものは感じませんでした。
思い描いていたとおりだったというか。懐かしい人に久し振りに会ったように
喜びつつもごく自然に受け入れていましたよ。
エビネは園芸種がたくさん生み出されていますね。日本の誇っていい蘭の
一つと思います。しっとりとした姿が素適です。
ただ、今でも山から取っていく人があるのが残念です。
自生地がゼロになってしまうかもしれません。
投稿: ポージィ | 2011/06/09 20:09