野山のチクチク - ノアザミ -
先だって、とげとげしくない=チクチクしない「キツネアザミ」をご紹介しましたが、
今日はとげとげしくてチクチクする「ノアザミ」のご紹介です。
私がこの花をまともに撮れたのは多分初めてじゃないかと思います ヽ(゚▽゚*)ノ
これも、6/1に行った谷戸の公園でであったものです。
(写真クリックでもう少し大きめ写真もご覧いただけます
)
まずはこんな花姿からご覧いただきましょう 直径4cmほどです
すべて 筒状花で 雄性先熟の性質を持つそうです
* しかもその花粉は 虫などが訪れて刺激が加わったときだけ *
放出されるのだそうですよ 倹約家なのね
外側から内側へと咲き進み 雌性期になった花は花柱が伸びています
真上から見下ろすことができる こんな近くでの出会いは初めて!
花の下の総苞片は粘つくそうです
( … でも見るのも触るのも忘れてました ;_; )
葉には小さいけれど鋭い棘があります チクチク
緑の中 鮮やかに映えて美しいですね
( いずれも 6/1 撮影 )
「ノアザミ(野薊)」 : キク科 ・ アザミ属 草丈50~100cmほどの多年草
ロゼットで冬を越します。
アザミの仲間は春から秋に咲くものが多い中、
春咲きの特徴をもちますが、ときには秋(10月頃)
まで咲いていることもあるとのことです。
秋咲きの、そっくりさんに「ノハラアザミ」がありますが、
こちらの総苞片は粘らないのが見分けポイント♪
「アザミ」は、チクチク痛むことを古語では「あざむ」と
言っていたのが転訛したものというのが通説だそうで、
これに、山野に普通にあることから「野」が付いて「野薊」に。
ということで 「野山のチクチク」 といったほどの意味に
なるんだろうな~ と、タイトルにしました(*^.^*)
アザミ属は、北半球に250種、日本では100種以上あると
されるのですって。 すごい数あるのね!
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コメント
そんなに種類あるのですか
この花は良く見かけますよね
野に咲く代表的な花です
投稿: フクちゃん | 2013/07/03 10:08
アザミって、花も葉もチクチクと思ってましたが、

花はちゃんとみると1つ1つ花の形があるんですね。
知らなかった~。
しかも倹約家でなかなかお利口さん。
昔、母がよく作ってくれた『毛糸のぼんぼり』を思いだしました。
投稿: くらふぇ | 2013/07/03 10:38
トップのお写真 真ん丸~
素敵です。
こちらでは まだ咲いているのを見たことがありません。もうすぐ咲くかしら?
ちょっと触ってみると白い花粉が出てきて面白かったのにね。
もう果実ができているのもあるのですね~
今度探してみます。
投稿: fairy ring | 2013/07/03 10:50
今日は ポージィさん
ノアザミは自然に咲く花の中でも、鮮やかな赤紫色を際立たせていて素敵ですね。
同じキク科のゴボウやアーティチョークも同じような綺麗な色の花を咲かせますが、ノアザミは自然に咲いて楽しませてくれますね。
あの困ったチクチクも、夜間攻撃してきたバイキングの襲来を知って撃退できたことにちなみ、スコットランドの花になっていますね。
投稿: プロフユキ | 2013/07/03 11:21
ポージィさん、こんにちは。
相変わらず、すがすがしい記事です。写真よし、文章よし、申し分ありません。ポージィさんの特徴が出ています。ただ、私には理解できない専門用語が出てきて、戸惑いました。多摩川の河原でも良く見かけます。野草とは思えないほど色が鮮やかで綺麗です。チクチクですか。チクチクどころではなく、チクリと刺す大スズメバチが活動を始めました。鳥撮り仲間で、刺されて救急車で運ばれた話をよく耳にします。私の年齢だと死ぬかもしれない。おお、コワ。
投稿: polo181 | 2013/07/03 11:56
浴衣の模様はアザミが定番でした、乙女の頃(笑)
いつ見てもアザミは郷愁を誘いますね、
野に咲くこの色は蝶々や蜂だけではなくひきつけられますね。
ホタルブクロとオカトラノオはわが家でも良く咲いてくれました、
今年はほかのモノに取って代わられて出番なしになってしまいましたが、
とても素敵に撮られておりますこと。
特に下からのぞくようなホタルブクロには閉口しました、
その様な件で今年はスルーでした(>_<)
投稿: 玲 | 2013/07/03 15:59
園芸種でなくとも驚くほど種類があるのですね。びっくりです。
ノアザミ、フクちゃんはよくお見かけになりますか。
私はたまーにだけ。家の近くには在りませんし。
この日は久し振りに、それも間近に見られて嬉しかったですよ。
花もチクチクしてるみたいに見えますけど、花は柔らか(^^)
ひとつひとつの花の先が星☆みたいに開いて可愛いですね。
刺激を受けると花粉が出るなんてね、お利口さんでびっくりです。
あ~ そうですね、毛糸のぼんぼりみたい。
私も母に教わったんですよ。懐かしいなぁ。
思い出させてくれてありがとう(^^)♪
こんにちは
うふふ 真上から覗き込んだら、まぁ見事にまん丸でした。
たまーに見かけても遠くからばかり。まん丸は初めて見ました。
可愛いものですね。
fairy ringさんはご近所で咲くのですか? 花期はまだこれからも。
のんびり咲くつもりでいるのかもしれませんね。
触れて花粉が出てくる様子もご覧になったのですね(^^)
私もまた会えることがあったら、そっと触れてみようかしら♪
こんにちは♪
ほんと綺麗ですね。緑の中で鮮やに輝いて見えました。
ゴボウの花は実際には見た事がありませんが、アーティーチョークの花は
一度見た事があります。貫禄あってアザミの仲間の大将ですね(笑)
みな綺麗で、虫たちにも人気がありますね。
勇猛なイメージのバイキングが、ノアザミのチクチクにやられましたか( ´艸`)
小さくても鋭いですものね。感謝を込めてスコットランドの花に。
そんな植物と歴史とのかかわりのお話、良いですね。
教えてくださってありがとうございました。
こんにちは。
まぁ お褒めに預かって恐縮です(^^)
植物の専用用語、分かり難いですよね。すみません。
雄性先熟は以前ご説明したよな…? 筒状花というのも分かりづらいですね。
筒状花は花弁が筒状になったもののことで、キク科の花の多くは
この筒状花と、もう1種類筒の上部が片側に広がっている舌状花とから
成り立っているものが多いのです。(タンポポやヒマワリを思い出してください)
ノアザミは、全て筒状花から成り立っています。
ノアザミの葉のチクチクもけっこうな痛さですが、スズメバチは
命に関わりますから恐ろしいですね。お気を付けください。
投稿: ポージィ | 2013/07/03 16:47
まぁ 玲さんの乙女時代の浴衣はアザミの柄だったのですね。ステキです♪
玲さんにとってアザミは特別なお花ですね。
私のはアジサイでした。もう着なくなって何十年ですが、
まだとってあるんですよ~
言葉の通り、蝶や蜂などの虫だけでなく、人も惹きつける魅力的な花ですね。
前記事にもありがとうございます。そうそう、お庭のホタルブクロは、
よく覚えています。オカトラノオも…
ホタルブクロは中を覗いてみようと思うと難儀しますね。
うちのカメラはモニターの角度が変わるので、あまり苦労せずに
撮れるのです(^^)
投稿: ポージィ | 2013/07/03 16:59
お久しぶりです。
パソコンが壊れて再起不能状態で何も出来ませんでした。
やっと新しいのを買いました。
アザミ、きれいですよね。
庭にもあります。色が好きなので抜かないで咲かせています。
トゲトゲに触れないように気をつけて可愛がっています。
100種以上のアザミ見てみたいですね。
投稿: ロッキーママ | 2013/07/03 18:46
こんばんは


ノアザミはウチの近所では見かけませんねぇ・・
よくよく見るとこの放射状、とっても美しいですよね
「やはり野に置け蓮華草」じゃないけど
ノアザミも野原に咲いているのが一番きれいかも
投稿: sam | 2013/07/03 19:41
こんばんは
アザミの花を見ていると、神様はよくぞこんなに細かく美しい細工をしたものだ・・・なんて
このアザミ、こちらでは新芽を食べたり、茎を塩漬けにして保存食にしたりします。
現に昨日、大毛無山に行った時、アザミ(たぶんナンブアザミ)採りのご夫婦に会いました。
そうそう、アーティチョークもアザミでしたよね。
投稿: ロココ | 2013/07/03 20:44
こんばんは。
きれいなノアザミですね。
おしべがいっぱいのときも花柱が伸びた姿も真ん丸で、葉にトゲがあることを忘れさせてくれます。
投稿: 横浜のおーちゃん | 2013/07/03 21:00
こんばんは。
パソコン不調でいらっしゃいましたか。
ロッキーママさんじゃなくて良かったですけど、パソコンでも困りますね。
新しいのに替えるのも大変です。お疲れさまでした。
ノアザミ、お庭に自然に生えてきて咲いてるのがあるのですね。
可愛がってもらえて幸せな子達(^^)
100種類以上のアザミたち、ずらり並べて見てみたいです。
でも見分けが付かないのも多そうですね。
こんばんは~
samさんのご近所でもお見かけになりませんか。
うちの近所でもなんですよ。ちょっと残念。
ものすごい トゲトゲだらけのアメリカオニアザミはたまに見るんですが
ノアザミのこれくらいのトゲトゲは可愛いものですね。
そして、色も形もとても美しいです
そうなんですよね。野の花はやはり野で咲いている姿が
いちばん美しいと思います。自然の中で
ラスト2枚の写真は、まさにそんな感じで草むらの中で
点々と咲いていたのを、ズームを使って撮りました。
緑の中に映えてとても綺麗でしたよ。
投稿: ポージィ | 2013/07/03 21:01
こんばんは
ほんとですねぇ。繊細で素晴らしい作品ですね。
神様の細やかな美的センスは素晴らしい?
わあ ノアザミはそうやって食べられるんですね。保存食にもですか。
ノアザミだけでなくほかのアザミもなんですね。
そうできるくらいたくさん見られるということでもあるんでしょうね。
うちの近所では全く見かけないんですよ。
私は、この公園など、自然を生かした公園でやっと見かけた程度です。
そっか、アーティーチョークもアザミの仲間で食用になるんでした
こんばんは
ノアザミに会うのも何年ぶりかだったのですが、綺麗な姿を
見せてもらえました。真上なんていう位置から見るのも初めて。
嬉しかったです。
まん丸という形、繊細な柔らかそうな花とシベたちを見ていると、
仰るようにトゲトゲのことなど忘れてしまいます。
うっかり手を伸ばすと、すぐに思い出させられそうですが(^^;)
投稿: ポージィ | 2013/07/03 21:12
ポージィさん
こんばんは
このようなボンボリ状の花は、撮り難いですが
綺麗に撮られましたね
時々見かけては、撮っていましたが、上手く撮れません
このようにアップで見ると、輝いている星のようで綺麗ですね
触ると白い花粉が出てくるのですか
今度見かけたら、試してみます
投稿: ジジフク | 2013/07/03 22:23
こんばんは!
私もノアザミと出会って カメラにおさめたのですが、
ポージィさんのように近づかなかったのです。
ちょっと残念なきがします。
近づいて よくみたらこんなに美しかったのですね。
チクチク痛むことを古語では「あざむ」と言っていたのですね。
初めて知りました。野に咲くチクチク痛い花が「ノアザミ」だったのですね。きっと忘れないと思います。
今度ノアザミに出会ったら もっと仲良しになれるような気がしてきました。
投稿: 生駒の風 | 2013/07/03 23:09
おはようございます
ノアザミの花に出会えること自体が少ないのですが、
この日は歩いていた道端すぐのところにもあって、しかも背が低い!
ということで真上からが撮れましたよ。
筒状花の先が綺麗な星型になっていて素適でした♪
そうなんです、花粉は触れたときだけ出すんだそうです。
雄性期じゃないと見られないでしょうけれど、
お試しになってみて結果を教えてくださいね。
おはようございます
ノアザミにこんな風に近づけるチャンスは、今回が初めてだったのです。
歩いていたすぐ脇に草丈も低く咲いていて。
おかげで上からの、星が散るまん丸を見ることができました。
ラッキーでした♪
古語で チクチク痛むこと=あざむ は私も今回ネット検索していて
初めて知りました。昔々から身近にあった花なのですね。
元となった古語はすっかり姿を消してしまっても、こうして
植物の名前として残っているというのも、ロマンを感じます。
今度ノアザミにお会いになったらもっと仲良しに♪
素適なお言葉がとても嬉しいです。私もそんな気がします。
投稿: ポージィ | 2013/07/04 07:56
星型が良く見えますね。
知りませんでした。
日本に100種以上もあるというアザミですが区別が出来ません。5種類は見ていると思うのですが。
アメリカにも咲いていました。
どの写真も素敵な色、アザミそのものの色がちゃんと出ていてお上手ですね。
野原にアザミが見えると「ここにもいたのね」と嬉しくなります。
アザミの歌も口ずさんでしまう、素敵な花です。
投稿: tona | 2013/07/04 21:06
そうなんです、星型が綺麗に見えて嬉しかったです。
ノアザミの筒状花の先端は、こんなに綺麗な星型なんですね。
これまで、たまに見かけても少し離れた場所ばかりだったのが、
初めて見下ろせる位置に咲いていたんですよ。
日本だけでもそんなにたくさんの種類があるとは驚きですね。
私もとても見分けられません。ほんの2~3種しか見た事もないですが。
アメリカでもご覧になれましたか。
緑の中に咲くノアザミは花色が映えてとても綺麗ですね。
見えると嬉しくなる…同感です♪
投稿: ポージィ | 2013/07/05 09:25
アザミと言えば このチクチクが代名詞だと思っていましたので
先日のキツネアザミさんは なぜチクチクがないのかと
不思議な感じがしました。
野山のチクチク、
ふふ、可愛らしくも ナイスなタイトルです♪
一番上の お写真を見て
先月のレッスンで使ったルリタマアザミと
色こそ違え、とてもよく似ていると思いました。
同じアザミと付くものなので 似ていて当たり前なのかもしれませんが (o^-^o)
帰京して 機会があればアップしてみたいと思います♪
投稿: 花mame | 2013/07/07 15:47
そうですね♪ チクチクはアザミの名前の由来ですものね(^^)
そん代名詞のようなチクチクがないのに花顔が似ているからと、
アザミの名前をもらったのがキツネアザミでした。
ルリタマアザミもアザミのお仲間ではないけれど、こちらはチクチクが
ありますし、アザミと名が付くのもしかりですね。
うふ、ルリタマアザミが咲いて、お星様を散りばめたようになった姿も
素適ですよね♪ うちに、すっかり退色してしまったルリタマさんの
チクチクボールが残っています。
ルリタマアザミさんの咲いた様子、機会あらばぜひ見せて下さいね。
もう何年も見てないのです~
投稿: ポージィ | 2013/07/08 12:30
今日は よろしくお願いしますね^^すごいですね^^
投稿: プラダ トート | 2013/07/27 01:39