今年の「タカサゴユリ(シンテッポウユリ)」
20数年前、どこからともなくやってきて庭で咲いて以来、
ご自由にどうぞと放任で育ち咲くに任せている、わが家の「タカサゴユリ」が、
今年も清楚な花を咲かせて楽しませてくれました。
でも、例年にも増して日照不足で(10月半ばまで雨や曇りがやたら多かった)、
ひょろりと背ばかり高く育ち、それが縦横無尽に倒れるせいで、ちゃんとお庭を
整えていらっしゃる方が見たら卒倒しそうなジャングル状態に‥
狭い庭をあちこちで通せんぼしてしまいました ('∀';)
花数はどの株も1~3輪どまり。慢性的日照不足のせいかと思われます。
うちで咲くのは花被の外側に暗赤色の筋の入らないタイプで、こういうのは
台湾原産の「タカサゴユリ」と「テッポウユリ」の交配種であるとかないとか‥
そしてこのタイプを「シンテッポウユリ」と呼ぶこともあるようですが、
自然交雑も含め、系統などなどかなり複雑らしいです。
とまれこうまれ、今年わが家で咲いた子たちを見てやってください。
7月中ごろ~
まっすぐ上を向いていた蕾は 横向きに向きを変え
いよいよ開花準備に入っていました
上の写真の頃より 蕾は長くふっくら育ち
色もグリーンから白っぽく変わっていき
8月に入ると 順に咲き始めました
「テッポウユリ」 と同じように
長い花筒の先端だけ ちょっぽり開く咲き方です
オシベの葯には 黄色の花粉がいっぱい
メシベの柱頭は粘り気があり 花粉が付きやすくなっています
咲き終わりが近い花と 咲き終わって散りつつある花
だいぶ咲き進んだ同士 「ボタンクサギ」と 共演中
( 9/27 撮影 )
花後にできた実 この中で種熟成中
(頭が重くて向こうからこちらへ ばったり倒れ込んでいます)
10月中も同じ状態で過ぎ・・・
( 11/4 撮影 )
だいぶ熟成が進んできたようで
実の側面に縦に割れ目が入り 網目が見えるようになりました
中には 翼を持ったヘラヘラの種が 無数に入っています
この先はどんどん枯れ色になっていき
やがてカラカラに乾いた実は もう少し割れ目が広がり
上部や網目から吹き込む風に 舞い上がった種たちは
新天地を目指すのです ヽ(´▽`)/
おしまい。
例年と変わり映えしないながらも、今年は、日の差さない庭で
倒れ込みながら咲く花が、どことなくアンニュイに感じられました。
写真にもそんなアンニュイな雰囲気が出ているといいな…
今年もお付き合いいただき、ありがとうございました (*´∀`*)
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今回、都合によりコメント欄を閉じさせていただいています <(_ _)>
ご訪問ありがとうございました。
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